大きな災害にあうと、私たちは死の恐怖を感じたり、大切な人やものを失うなどの、さまざまストレスにさらされます。
 
連日テレビでは、津波の映像が流され、被災者の方々の取材を目にします。
原発も危ういことになっていて、毎日どうなるかと不安な気持ちを、抱えているのではないでしょうか。
 
昨日は数時間ですが、所用で東京にいってきましたが、パニックやヒステリーのような状態で苦しんでいる方も結構いらっしゃることを知りました。
私自身も、大きな揺れを体験しているので、不安や焦りが出てきています。
 
災害を体験するといろいろな反応があらわれます。
 
寝つけない
夜中に目が覚める。
食欲がでない。
お腹や頭が痛い。
体がだるい。
落ち着きがない。
はしゃぐ。
怒りっぽくなる。
子どもがえり。
ひきこもる。
とてもこわい。
イライラする。
おちこむ。
なんにも感じない。
やる気がでない。
ひとりぼっちな感じ。
集中できない。
考えがまとまりにくい。
いきなりその時を思い出す。
思いだせない。
忘れやすい。
自分をせめてしまう。
 
 
 
 
災害に直接あわなかったとしても、支援したりネットやニュースをみたり、話を聴いただけでもこのような反応を起こすことがあります。
 
 
大きなストレスがあった時の反応は自然なことなんです。ただし、反応の強さやあらわれ方は人によって違います。
大体の方が、安全で安心できる生活を続けているうちに、だんだんとおさまっていきます。
 
先日の激しいゆれを体験していた方、家族がそばにいないひとり暮らしの方や、今までに似たような経験をしている方、もともと心配症で恐がりな方は、不安が大きくなりやすいので、お風呂にゆっくり使ったり、好きな音楽を聴いたり気分転換を意識的にするとよいでしょう。
また安心して相談できる人に、話を聞いてもらうのもよいでしょう。
ただし、相談にのる人が精神的に巻き込まれる可能性があるので、相談される人もストレス反応について知り、リラクゼーションに心がけましょう。