3日前、娘の同級生のパパが息子さんと、近所のドラッグストアに来ていた。

今日は息子さんの誕生日だと父親は話す。「阪神淡路大震災の3日前だったんだよ。」


ああ、同じ思いだよね。
本当にあの時は驚いたよね。

私たちには新しい命がやってきた。なのに西のほうではたくさんの方が命を落としていた。

あの時の子供たちは16歳になり、阪神淡路大震災から16年たった。


生と死。

16歳の子を持つ私にとって、それはあの時から心のどこかに棲んでいる。


生と死はいつでも背中合わせに存在する。

その中間の混ざりあった地点には何があるのか?
そして、あの時のあの出来事はどんな意味があったのか?

1月17日になるとそんな思いが意識の上に浮上してくる。