絵本や昔話の中に人生があるんです。

楽しみながら、絵本をナビゲーション。

大人の為の絵本の部屋を開店しま~す(^^ゞ


主人と二人の家来のお話。




ある日、主人が出かけることになり、




二人の家来にぶすの壷を預ける。




ぶすは風に当たっただけで死んでしまう猛毒じゃ。




そういい残して出かけていった。




ぶすってなんだろう?




興味津々のぞいてみたら、なんだか黒くてどんみりとしてうまそうなものが入っていったぞ。




死んでもいいから食べてみた。




なんとぶすは黒砂糖だった!






ぶすは「附子」。トリカブトの猛毒のことです。


トリカブトの毒と偽ったからこそ、かえって注目させてしまったのですね。



見てはいけない、さわってはいけないと聞くほどに




人は好奇心を駆り立てられてしまうもの。


このようなお話は古くから世界に似たようなお話が語り継がれています。



教訓をおもしろおかしく伝える楽しさが古い物語にはあるようです。




狂言えほん ぶす (講談社の創作絵本)/もとした いづみ


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