学校と法 第3回
学習指導要領・教科書について学びました
2017年、新しい小学校学習指導要領、中学校学習指導要領が告示
自ら発見、学び、考え、判断し、行動する力の育成
教育権論争
国家の教育権説
国家が民主的手続きに従い決定する権能を有している、議会制民主主義と教育の中立性確保
国民の教育権説
私事の組織化・・・教育の私事性を強調し、教員や保護者、地域の自立にゆだねる事を主張
内外事項区分論
国家の役割は、公教育制度の設置や学校施設の整備といった教育の条件設備・・・外的事項
内的事項には国家の介入権が否定、国民に教育の自由が確保される
学習指導要領に関して国は、教育の機会均等の確保等の目的で、必要かつ合理的な基準を設定できるとした最高裁判所判決が存在する→〇
学習指導要領に法的拘束力を認めることは、憲法、教育基本法等に違反し、教師の教育の自由を侵害するというのが、最高裁判所判決のスタンスである→×
→教育の具体的内容および方法につき、高等学校の教師に認められる裁量にも、おのずから制約が存する
教科書検定は、児童生徒の教育を受ける権利を侵害する可能性があり、日本国憲法に違反するというのが、最高裁判所判決のスタンスである→×
→P46、教育を受ける権利、水準維持向上、機会均等、内容の維持、中立性確保、客観的公正さ、教育的配慮の適正さのため、教科書検定実施
学校教育法が規定する教科書は、小学校、中学校、高等学校における主たる教材であり、教員は教科書を使用する法的義務を負っている→〇
小学校、中学校、高等学校において、教科書以外の図書その他の教材で有益適切なものはこれを使用することができる→〇
権限分配アプローチ(旭川学テ判決)
権限を持つ意義
親:自然関係により権限を持つが、家庭学習や学校外のみ
教師:限られた一定の範囲において肯定
国:教育内容に関する関与権限を持つ
教科書検定の裁判の話、高校で習ってるし、入試問題にも出てるってほんと
夫に言われたけど、私は、初耳です
今日も勉強頑張った
ナイスな教科書はこれです