皆さんは、カナブンについて知っていますか?
カナブンは一見、ただの虫に見えるかもしれませんが、その実態は非常に興味深いものです。


この記事では、川西正芳がカナブンの魅力をカナブンの体の特徴、育ち方、食べ物について、具体的に掘り下げて解説していきます。
虫が苦手な方も、カナブンについて知ることで新たな視点や理解を得ることができると思います。

では、これから一緒に、カナブンの世界を見ていきましょう。

 

 

カナブンの体の特徴

 
 
カナブンの体は、全体的に丸みを帯びた形状をしており、成虫の体は金属のような光沢があります。
その色彩は赤茶色や緑色など、さまざまで多様性に富んでいます。

一方、カナブンの卵は白く、大きさは1〜2mm程度で丸い形をしています。
 
 
カナブン 川西正芳
 
 

カナブンの幼虫は白色で、頭部は茶色をしています。体はC字型に曲がっており、体の横には茶色の点が並んでいます。

その腹部の先端は太く、成虫になる前の終齢幼虫の大きさは約40mmにまで成長します。
そして、最後の変態段階であるさなぎは、薄い茶色で、全体的に丸みを帯びています。
 
 

カナブンの育ち方

 
 
まず、夏季にカナブンの卵が土の中に産みつけられます。
これらの卵から孵化した幼虫は腐った植物材、特に堆肥などを食べて成長します。
幼虫は複数回の脱皮を経て大きくなり、冬季を越冬しながら生活します。
 
 
 
カナブン 川西正芳


その後、翌年の春に幼虫は土中でさなぎになり、さらに夏になると成虫に変態します。
この時期に成虫として土から姿を現します。成虫が一般的に観察できるのは、6月から8月の間です。特に、クヌギが生えている森林や都会の公園などでよく見かけることができます。

成虫のカナブンは昼夜問わず活動的で、腐った果物やクヌギ、コナラの樹液などに集まることが知られています。
 
 
 

カナブンの食べ物

 
カナブンが摂取する主な食料は樹液で、特にクヌギ、クリ、コナラ、クスノキなどのものを好みます。
これらの樹液は栄養豊富で、カナブンの生命維持に不可欠なエネルギーを提供します。
 
 
カナブン 川西正芳
 


また、カナブンは落ちた果実を食べることもあります。
特に、モモなどの果実が好まれる傾向にあります。
果実は糖分やビタミンを豊富に含んでおり、カナブンの健康維持に寄与します。
また、果実の摂取はカナブンの食物繊維摂取にも役立ち、消化系の健康を支えます。
 
 
如何でしたでしょうか?
次回も見覚えがある方が多いと思う昆虫、ヘイケボタルに関する記事を更新してみたいと思います。

それではまた次回!