皆さんは道ばたで1度はこんな生物を見かけた事は有りませんか?

 

ショウリョウバッタ、その名前から想像するよりも身近な存在かもしれません。
公園で子供たちが追いかけているその姿、懐かしさを感じる事も無いでしょうか。 

この記事では、そんなショウリョウバッタについて、川西正芳が詳しく解説します。

ショウリョウバッタの体の特徴から、その成長過程、そして彼らが何を食べるのかまで、ショウリョウバッタの魅力を沢山知って貰えたら嬉しいです。
それでは早速、ショウリョウバッタの体の特徴からご紹介致します。
 

 

 ショウリョウバッタの体の特徴

 
 
ショウリョウバッタの体の特徴は、その独特な形状と色彩によって一目で識別することが可能です。
成虫の体は性別によって大きさが異なり、一般的にはメスの方がオスよりも大きくなります。
その体色は、鮮やかな緑色の個体と茶色の個体が存在します。
 
 
ショウリョウバッタ レピドプテラ愛好家の川西正芳


全体的に見ると、頭部は先端が尖っており、体は前後に細長い形状をしています。
特に、後ろ足はその長さが際立っています。

ショウリョウバッタの卵は、明るい茶色で、形状は細長いごはん粒のような形をしています。
これらの卵は、親バッタが地中や草根に産み付けるため、見つけるのは難しいかもしれません。

また、ショウリョウバッタの幼虫もまた一見すると成虫と似ていますが、違いがあります。
それは、羽が存在しない、または非常に小さいという点です。
この羽の有無や大きさによって、ショウリョウバッタが成虫か幼虫かを識別することが可能です。
成長するにつれて羽が徐々に大きくなり、成虫になると飛翔することが可能となります。
 
 

ショウリョウバッタの育ち方

 
 
ショウリョウバッタは数多くの卵をスポンジ状の物質と共に土中に産み、これらの卵は冬季をそのままの形で過ごします。
春になると、これらの卵から幼虫が孵化します。
この幼虫はエノコログサなどの植物の葉を主食とし、何度か脱皮を繰り返しながら成長を続けます。
 
 
ショウリョウバッタ レピドプテラ愛好家の川西正芳


最終的に、幼虫は終齢幼虫と呼ばれる段階に達し、その後、完全に成虫へと変態します。
この段階になると、大きな羽を持つようになり、成虫としての生活を始めます。
特に、8月から11月の間には、公園や芝生、河川敷などの明るい草地で活動する成虫を見かけることができます。
独特な音を立てながら飛び跳ねる姿は、ショウリョウバッタの一番の特徴とも言えます。
 
 

ショウリョウバッタの食べ物

 
 
ショウリョウバッタは、主にイネ科植物の葉を食べる生物です。
特にエノコログサ、オヒシバ、ススキなどが好まれます。
 
ショウリョウバッタ レピドプテラ愛好家の川西正芳
 
これらの植物は、ショウリョウバッタにとって必要な栄養素を豊富に含んでおり、健康を維持するために重要な役割を果たします。
幼虫の段階から成虫になるまで、この食事が続きます。
 
 
如何でしたでしょうか?
次回は、エゾシロチョウに関する記事を更新してみたいと思います。

それでは、次の更新で!