セミ、その鳴き声は夏の象徴とも言える存在です。

しかし、その背後には驚くべき生態と進化が隠されています。

この記事では、blog紹介人の川西正芳が、セミの魅力とその生態について深く掘り下げます。

セミの生態についての知識を深め、その夏の鳴き声に耳を傾ける度に、新たな発見と感動があるかもしれません。

私たちの身近に存在するセミの世界について、一緒に学びましょう。
 

 

セミは何種類いるの?

 
実は、セミはカメムシやタガメ、アブラムシなどと同じカメムシ目の仲間で、鋭い口吻を持ち、植物の汁や小動物の体液を栄養源としています。
 

そして、その種類は非常に豊富で、日本国内だけでも約30種類、世界全体では約1600種類が存在するとされています。
 
 
 

日本でよく見るセミの種類は?

 
 
夏の象徴とも言えるセミには、日本全国で様々な種類が存在します。その中でも特に見かける機会が多いのが、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、そしてクマゼミです。
 


アブラゼミは全国各地に広く分布しており、その特徴的な鳴き声「ジージリジリ…」は夏の風物詩ともなっています。
また、ツクツクボウシは「ツクツクオーシ、ツクツクオーシ」と鳴き、一方ミンミンゼミは「ミーン、ミーン」と鳴きます。
これらの種類は時期によっても姿を見せるため、夏の間に様々な鳴き声を楽しむことができるでしょう。
そして最後にクマゼミは、日本で最も大きなセミとして知られています。
全長は7cmにも及び、「シャア、シャア」と大きな音を立てて鳴きます。
 

どうやってセミは鳴くの?

 
どの種類のセミでも、鳴くのはオスだけで、その鳴き声は口からではなく腹部から出ています。
驚くべきことに、セミの鳴き声は専用の器官を使って生み出され、鳴き声の調整も独特の方法によって行われています。
 


セミのオスの腹部には、発音膜という鳴き声を出すための器官があります。
この発音膜を発音筋という筋肉で振動させることで音を出し、腹部の中の共鳴室という空間で音を大きくしています。
また、腹部を覆っている腹弁という部分の隙間を開けたり閉じたりすることで、鳴き声の強弱や調子を変えています。
 
如何でしたか?
次回は、私の大好きな蝶についてまた記事でご紹介できればと思います。