クワガタ、その美しい姿と強さに魅了される人々は多いです。

 

昆虫に興味が無い人も知っているクワガタの人気。

レピドプテラ愛好家の川西正芳が、蝶以外での昆虫の魅力を深掘りします。

今回は、前回のカブトムシに続き、クワガタの基本的な知識を詳しく紹介します。

加えて、クワガタ採集時の注意点についても解説します。

クワガタは自然界の宝石とも称されるほど美しいフォルムと力強さを兼ね備えています。

 

 

しかし、その生態はまだまだ謎に包まれており、多くの研究が進行中です。この記事をご覧いただくことで、クワガタの魅力をさらに深く理解し、その楽しみを一層増やすことができることでしょう。
 

クワガタの特徴

 
クワガタというとすぐに思い浮かぶのが、その特異な形状と強力なアゴです。
さまざまな種類が存在し、その数はなんと1500種類にも及びます。
その多種多様性は、生息地や生態系、気候などの環境要因と、生物間の競争や適応の結果から生じていると考えられています。


また、クワガタムシは生涯を通じて卵、幼虫、蛹、成虫という4つの段階を経る完全変態昆虫であり、それぞれの段階で体形や生態が大きく変化し、生存戦略も変わるという特性を持っています。
これにより、一生の中で多様な環境に適応する能力を有しているのです。
そして、その飼育の容易さから昆虫愛好家に人気があり、特に日本ではカブトムシと並ぶ子供たちの間での人気昆虫となっています。
 
 

クワガタの寿命

 

クワガタと一言で言っても、その寿命は種類によって驚くほど異なります。

小型の種類であるノコギリクワガタやミヤマクワガタは、成虫としての生涯が3か月から半年程度と短い一方で、大型種の代表であるオオクワガタは3年以上も生きることが可能となっています。

これは同じクワガタムシという種族でありながら、生態や生息環境によって寿命が大きく左右されることを示しています。

しかし、これらの情報から一概に「クワガタの寿命は短い」とか「長い」という決めつけはできません。

なぜなら、クワガタの寿命は飼育環境や食事、温度などさまざまな要素に影響を受けるからです。

例えば、適切な飼育環境と丁寧なケアが行われれば、寿命が延びる可能性もあります。

 

 

クワガタの採集をするのにおすすめの時期

 
一般的には、クワガタの活動が活発になる6月下旬から8月下旬までが最適とされています。
私自身の経験からも特に7月下旬から8月上旬にかけての採取が有効であることが多いと感じます。
 
 
また、クワガタは夜行性の生物なので、夜間の採取がおすすめです。
具体的には、夜の18:00から22:00、また早朝の4:00から7:00までの時間帯に採取に出かけると良い結果を期待できます。
ただし、日中の時間帯に採取を試みるのは、クワガタの活動が低下するため難易度が高まります。
 

如何でしたか?

次回は、カブトムシとクワガタのご紹介で夏と言えばあの虫!

蝉に関するご紹介です。