読書記録
『スカル・ブレーカ The Skull Breaker』
勘定役として働いていたヤナギは、職を失い故郷への旅路へ着こうとしていた。彼の口から悪事が露見することを恐れる勢力は、その動向を窺っており、騒ぎに巻き込まれたゼンは、城で行われる御前武芸会で、剣術の腕を披露することになる。
城主は年若く、姉とも奥方とも言われる女性が政を仕切っているという。その女性が、ゼンに強い興味を示し、九日後、山寺で待つよう指示する文を寄越した。ゼンを待つのは、いかなる運命か。
今回はゼンの生まれについてが判明。
けれど地位や生まれといった事にゼンは何の関心も持たず、
相変わらずどこ吹く風といった様子だね。
死んでしまえば全て無になるのに何故強くなろうとするのか。
このヴォイド・シェイパシリーズはゼンが強敵と出会い続ける剣客小説と言うより、
強さや生き方といった様々な事に何故と問い続ける哲学書のようにも感じるよ。
毎回本を閉じた後は「ゼンのように真っ直ぐに立っていたいなぁ」
と考えさせられるんだよね。それの何と難しい事か ゚゚(゚´ω`゚)゚。ピー
購入記録
『旅』
短編の名手・入江亜季の作品集、第2弾。4頁作品から64頁読切まで!
『コダマの谷』に次ぐ、入江亜季の読切漫画を集めた作品集、第2弾。漫画約200頁+イラスト約30頁+あとがきを収録!
『鉄工所にも花が咲く』
鉄工所を流れる時間は、どこか悲しく美しいーー。
高齢の塗装職人、熟練の溶接工、中国人労働者…。
一癖ある人たちが織りなす、毎日の物語。
毎回書店に行くと目が留まる本というのがあるんだよね。
表紙のデザインに無意識に惹かれているのか、
背表紙のタイトルに何かしらのセンスを感じてしまうのか。
そういった本たちは殆どの場合、結局いつかは買ってしまうんだ。
今回買った2冊はどちらも、そんな本だったのでした (*´σー`)エヘヘ