ふぅぅ~~

宗教対立、自爆テロ、遺伝子工学、中央アジアの文化、芸術、言語その他諸々・・・

半端で無い情報量を損なわずに構築された

歴史改変未来史「HISTORIA」シリーズの完結作『ミカイールの階梯』

ようやく読み終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリーに、生体甲冑という分かりやすい刺激物があった『グアルディア』

『グアルディア』での謎がチラホラ明かされた2作目『ラ・イストリア』

「HISTORIA」シリーズとどう関わってくるのかと思いきや、

読み進めるうちに引き込まれた連作短編の『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』

 

で、最後に読んだのが今回の『ミカイールの階梯』だったわけだけど

アニメやゲームのような分かりやすい緩急のついた物語ばかり好んでた自分には

やや難度が高すぎた。それ以前に色々と知識不足な感も・・・(A;´・ω・)フキフキ

著者が東洋史学を専攻していただけあってか、遺伝子工学、知性機械と

色々SFチックな要素はあるけども「SF物語」を読んだと言うより

「歴史」の一部分を覗いたんだな。というのが読んだ直後の感覚。

それくらいスケールが大きいわけだ。

 

各作品とも、文明崩壊後の世界という点が共通しているだけで時代も場所もバラバラ。

直接の繋がりが無いのがせめてもの救いだったかも。

これで繋がりがあるなんて言われたら処理しきれないに違いない アセアセ( ̄_ ̄ i)タラー

 

 

いやはや、それにしてもズッシリ濃厚な『ミカイールの階梯』でした φ(`д´)カキカキ