実家に行った時、近くの神社に何年かぶりに寄ってみました。訪れる人も居ない閑散とした境内に佇むと、幼少の頃の記憶が蘇ってきます。

 神楽を観た時、無表情なお面が怖くて母の洋服の裾をぎゅっと掴んでいた事や、歩きにくいぽっくりを履いて七五三のお参りに来た事、今では考えられませんが、日照りで困った村人達が雨乞いの儀式(?)をしていた事など次々と浮かんでは消えていきます。

 盆踊りには老いも若きも櫓を囲んで踊ったものでした。始まる前から太鼓の音と大音量の曲が聞こえてきて、お祭りムード満載になり気持ちが浮き立ちました。母が浴衣の帯を結んでいる間も待ちきれぬ程、心が急いだものでした。あの頃一緒に踊った友の笑顔 、年配のおばさん達の屈託の無い笑い声などが脳裏を駆け巡ります。


 境内に 様々な記憶を置き去りにして参道に戻ると、辺り一面に 来し方の思い出の数程の 沢山の銀杏が落ちていました。

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