最近 街路樹の葉の付いた枝を紅葉する前に切ってしまう光景をあちこちで見かけます。市や町の落ち葉対策なのでしょう。紅葉と落ち葉の季節を楽しみにしていた私には残念でなりません。しかし落ち葉を焚き火や腐葉土 として利用しない昨今の諸事情を考えると仕方がない事なのかも知れませんね。
紅葉も落葉も出来なかった木の葉達は、こんな成し得ぬ夢を語っているかも知れません。
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「私、思い切り綺麗に紅葉して 見てくれる人達を幸せな気分にしてあげたかったわ。」
「私はね、バレリーナのようにクルクル回りながら枝から優雅に落ちて来たかったの。その時は夕陽を浴びて金色に輝くの。」
「僕はね、最後まで枝にしがみ付いていて、強い北風が吹いてきたら、それに乗って出来るだけ遠くに飛んで行きたかったな。知らない町も見て見たかったんだよ。」
「ねえ 俺の話も聞いてよ。俺は元気に通学する小学生の足元で、カサコソ カサコソと小気味良い枯葉の音楽を奏でて、軽快なリズムを刻みたかったんだぜ。」
「あたしはね 真っ赤に色付いた後は、可愛い女の子のもみじのような手で、綺麗な葉っぱ見つけたよ!と拾って欲しかったな。」
「僕は焚き火に使って欲しかったんだ。皆んなが暖かそうに手をかざしている時、オーロラのように揺らぎながら燃えたかったんだよ。」
「 わしは おばあさんと一緒に吹き溜まりに飛ばされて、昔の仲間達と懐かしい思い出話がしたかったのう。」
木の葉達の成し得ぬ夢の話は、まだまだ続きそうです。

