昨日の話です
私は一通りアジサイの写真を撮り終わり駐車場の周りにも少しあるアジサイを撮影していました
その時駐車場に一台車が入って来ました
私はそれ程気には留めず撮影していました
私の方に足音が向かってくる気がして振り返ると
私の後ろにご老人のご夫婦のお二人がいました
ご主人が私の方に話しかけてきました
ご主人「和尚さんですか？」
私は聞こえましたがまさかの質問に
私「えっ」
っと答えました
そうしたら
ご主人「和尚さんですか？」
今度ははっきり聞こえました
私「違いますよ」
と内心笑いながら答えました
私はこのご夫婦に入り口の案内をしてこの面白い人だったなと思いながら撮影を続けていました
ふと本堂の前を見ると先ほどのご夫婦が視界に入りました
様子を見ていると何か困っている様だったので近道で行って見ました
道順が分からないとの事なので置いてあった地図を見せて説明しました
確かに分かりずらいですがね
そのあと私は本堂の前で売り物のアジサイを撮影していると
奥さんが一人で戻ってきました
私「ご主人はどうされたんですか？」
奥様「車の中に戻っています」
私はえっ5分くらいしか経ってないのにと思いました
奥様はお賽銭を納めに戻って来られた様です
奥様「来られる間は来たい」
とおっしゃっていました
奥様と一緒に駐車場まで戻りお別れしました
その時の事が帰りの間ずっと気になっていました
奥さんが言った「来られる間は来たい」
ご主人が言った「和尚さんですか？」
そっかご主人は痴ほう症みたいな何かの病だったんだですね
車はまだ新しいシェンタだしご主人は見た目は普通の方だったのですぐには分かりませんでした
奥様は 『ご主人の病でいつまで来れるか分からないけど来れる間は一緒に来たい』 と言う気持ちだったんですね
一緒にお話ししている間に気が付いていれば何かしら話が出来たのになと悔やんでいます
昨日はブログを書きながら忘れられずずっとこの時の事を考えていました
ちょっと悲しい話でした
乱文ですが読んでいただきありがとうございます