先週は、月の句会でした 
お題は「野菊」 
他に10月の季語を交えて。
秋の空 戦終わりて 満州の野
++ 数年前、父の支援している中国ハルビンの田舎の小学校に
向かう途中の秋の空を思い出して詠んだものです。
旧満州の土地、戦争が終わり必死で引き上げる為に歩いた
大地でも同じような高い、秋の空だったそうです。
からす鳴く 禅寺で大筆の墨が舞う
++ 先日の書道サロン 墨麗の禅寺でのイベントの情景です。
9月下旬 からすが鳴いている禅寺で、師匠が大筆を
持ちかき始めるとしんと静まり返り、別の空間へと
変わっていきました。
無花果を開き 広がる 星の海
++ イチジクの中身の小さなつぶつぶが星に、外皮へと
広がるグラデーションが、星雲に見えませんか?
秋の夜にほっこり開く茶壷の葉
++ 台湾茶を始めて2ヶ月。秋の長さと茶葉が茶壷の中で
ゆっくりと開いていく時間を掛けました。
墓石の間 はらはらと野菊散る
++ 参りで活けてくれた色とりどりの野菊が、時間と共に
枯れ果て、お墓の中から仏様達がそろそろまた来ない
かな、と言っている気がしました。
秋暮れの朱の影のびて帰り道
++ 幼い頃の秋の夕暮れです。
そろそろお母さんに怒られるから、帰らないと。
自分の影にオレンジ色の夕日がまとわり付くような、
そんな感じがしました。
今まで、秋は正直なところ、あまり好きな季節では
ありませんでした。
俳句を始めると、そういう見過ごしていた小さいけれど
素敵な幸せがいっぱい見つかります。
昔の方が、季節の移り変わりで生きることをいかに
楽しんでいたかが良く分かります。
皆様も是非始めてみては、いかがでしょうか?
ちなみに、
私の師匠は、NHK 俳句の王国 の編集をされています。
初心者は、まずテレビでこつを覚えるのも
良いかもしれませんね 