本日は、現在勉強中の漢方で


患者さんの症状から、どこの調子が悪いのか、見立てる方法について


ちょっと復習を兼ねて、書きます。



この見立てとは、八網弁証 と言いますが



まずは、患者さんを観察、話を聞いて、情報を集めます。


1) 顔色、舌、身体のなどの様子を観察します。


2) 口臭、場合により尿の臭いなどを観察します。


3) 患者さん自身から症状を聞きます


4) 脈をとります



その後、


5) いまの症状が、

  表面的な物なのか、身体の内側まで病気が入ってしまっているものなのか?

  検証します。


6) それら症状が、

  熱性(陽気)が強いか、寒性(陰に傾いていて)冷えていないか?


7) "気" の状態はどうか? 

  滞っていないか、逆流していないか、足りなくないか等


8) "血"の状態はどうか? 

  汚れていないか?栄養不足ではないか等


9) "津(体内の血以外の水分)"の状態はどうか?

  うるおいが足りなくないか? 過剰だったり滞ってはいないか?



そして、五臓の状況をみます。


10) 五臓とは、肝、心、脾、肺、腎 ですが (西洋のそれとはちょっと異なります)

   現在、どの臓が不調なのか、その不調は、元はどこから始まったのか?



ここが !! 西洋医学とは大きくことなるところ なのです。



ひとつの患部を"悪い"と決めつけるのでは無くて


そこが悪くなった根本の原因がどこなのか・・・・ 


それを考え、根本から治療していきます。



例えば、むくみがひどい場合 目


西洋医学なら、腎臓や膀胱とくるでしょうが・・・・・


東洋医学では、まず

五臓が健康できちんとバランスがとれて機能しているか を考えます。


健康であれば、五臓が相互に相生(助け合う)、相克(過剰になりすぎないよう

抑制しあう) 関係がなりたっているのです。


今回のむくみの場合は、

11) まず、脾の機能(胃、消化器全般)失調を疑います。

  身体の水分が滞っているのでは、無いか?


つまり脾がきちんと機能していないことで、本来であれば助け合わなくてはならない

腎臓の機能を養いきれない。 と考えます。


12) では、脾臓はどうして調子が悪くなったのか?


人によりますが、日本人はストレスが多いので、肝がストレスに負けて、血が

汚れてしまう等問題が出て、脾に負担がかかり、食物をうまく消化できない

悪循環に陥いる場合が多くあります。


その他、心臓などから脾に負担がかかることもあります。


今回の場合、顔色が悪く、ストレスが多く、睡眠不足の疲れ気味な人であったことから

肝 → 脾 と考え、処方としては、脾の治療とともに、一緒に肝も治療 していく方法を

とります。



このように 八網弁証 は、


推理小説の探偵の推理のようで、その症状によりいろんな見立てが出来ます。

どの症状にターゲットを絞るかによって処方も、微妙に変わってくるので

非常に奥の深いものがあります。



まだまだ入口。 がんばります アップ