中国語の発音では、声調が一番大切です。
どんなに母音子音の発音を完璧に言えても、声調がだめならまったく通じません。

声調は第一声ができなければ、他の声調もはっきりとした発音ができません。
第一声がピシッと決まらなければ、第二声、第三声、第四声も決まりません。

そんなわけで、最初のうちは、第一声の練習だけを延々と続けることです。
私も、声調があいまいであるとの指摘を受けて、一ヶ月ほど第一声の練習ばかりをしました。
そうして、何とかものになったと思います。

中国語は、声調言語です。
そのことを無視して中国語を話しているつもりで、しゃべるのを聴いていると、非常に聞き苦しいものを感じます。
私も、中国語もどきを聴くと、いらいらします。
戦時中、中国大陸で日本兵が、「まんまんで、かいかいで」などと中国語もどきを話しているのを聴いて、中国人がさぞや不愉快に思っただろうということを察します。

せめて、不快感を与えないように、中国語を話すときは、声調に気をつけましょう。