先日、NHKで、織田作之助の「夫婦善哉」のドラマが放映されましたので、毎週観ました。
何でも、最近発見された夫婦善哉の続編をも含めたドラマということでした。
このドラマが非常に面白かったので、図書館で岩波文庫の正編続編が入っているのを読みました。

こうして原作を読んでみますと、やはり正編と続編とは切り離せないもので、一体となった作品です。
そして、続編がなければ、夫婦善哉が完結しないと思います。

ドラマで正続両編を見ていますと、正続両編がスムーズにつながり、どこまでが正編でどこからが後編がわからないくらいです。
昔、続編がなかったときは、尻切れトンボでなんとも宙に浮いたような気持ちになることでしょう。
何回か映画化されてみたいですけれど、どうやって結末をつけたのかが気になります。
でも、こうして続編が発見されてみると、これまでの正編のみの映画は、わざわざ観ようとは思わなくもありません。
これから夫婦善哉をドラマ化映画化するときには、続編をも一体としてのものとなるはずです。

それにしても、すでに語り尽くされていることでしょうけど、登場する食べ物のおいしそうなことです。
観ただけで、こちらまで腹がすいてきます。
もっとも、いつでも腹をすかせているだろうと言われてもそのとおりとしか言いようがないのですけど。
特に、自由軒のライスカレーが実在しているということで、そのためだけに大阪に行ってもいいという気持ちになりました。
もう少し調べてみると、自由軒のライスカレーのレトルトを見つけました。
自由軒のレトルトは、普通のご飯にかけるカレーもありますけれど、織田作之助が食べていたことで有名なカレーとご飯とを炒めて、生卵をのせる「名物カレー」のものも売っていました。
そのうち取り寄せて食べてみたいと思っています。

また腹が減っているとの話になってしまいました。
そんなに食欲があるのだから食べればいいとも思えますけど、食べすぎはデブの素で、今せっかく腹が引っ込んでいるのにわざわざ太りたくもないし。
やせたソクラテスよりも、太った豚の方がよほど快楽でもありますけど。
私の年代になると、太ると中年臭くなると思うので、万年青年でいるためには、太るわけにはまいりません。
今日も、ラーメン一杯を食べた後、なおも腹が減っているのでもう一杯ラーメンを食べようかと思ったのですけど、かなり強い決意で空腹に耐えることにします。

その代わりに、猫が餌を食べて、自分の口の周りをペコちゃんみたいにぺろぺろしているのを見て、心を和ませています。