自民党の日本国憲法の改正草案を読んで、その危うさを書いてきて、もう20回になりました。


このあたりで、まとめとして、いったん、この話題はこのくらいにしておきましょう。




自民党は、日本国憲法は、押し付け憲法だといいます。


確かに、GHQの発案によるものではあります。。


しかし、GHQ案は、日本国の自由民権運動の成果としての、民間の憲法草案をもとにしています。


特に鈴木安蔵を中心とした日本国憲法案を中心にしています。


そのいきさつは、映画「日本の青空」を観ればよくわかります。


そして、その憲法案は、日本の初めての男女による普通選挙で選ばれた帝国議会により、一部修正の下で(参議院の創立による二院制、国賠償の制度等)、大日本帝国憲法の憲法改正の手続きとして、有効に成立しています。


この意味で、日本人は憲法改正の経験をしています。


また、現在問題となっている憲法第9条については、当時の内閣総理大臣ある幣原喜重郎がマッカーサーを訪ねた際に提案したことが元になっています。


帝国議会で憲法改正を審議する際にも、9条については問題となっていませんでした。




私説としては、日本国憲法は、大日本帝国憲法の改正手続きにのっとって、有効に成立したと考えています。


なぜ、天皇主権から国民主権に変更という憲法の根幹に関わることが実現したことが問題となります。


これは、明治憲法には、憲法に最高法規の規定がなくて、議会の立法権優先だったからだと考えます。


形式的法治主義だったからです。


もっとも、これはあくまでも私説です。


定説は「八月革命説」です。


この説は、ここでは触れませんが、ぜひとも一読してほしいと思っています。




結論としては、押し付け憲法だという説も一蹴されると考えます。


日本国憲法が、国民主権の憲法であり、その成立には、日本国民の意思がこめられているということは明白です。


この憲法を守ることこそ、日本の民主主義に資することを持って、一連の日本国憲法を擁護して、自民党の憲法改正案の実現を防ぐべきだと主張します。