餌をやるようになって以来、最近ますます外猫がなついてきました。

朝と夕方には庭に来てニャーニャー鳴いて餌をくれと言うのはもちろんのこと、それ以外のときもガラス戸にへばりついてニャーニャー鳴いて私を呼びます。

ガラス戸を開けてかまってやると家の中に入りたがります。飼ってくれ飼ってくれといっているのです。

ここまでなついたらやっぱり名前をつけてやろうと思い色々と考えましたが、結局「ふじ」と名づけることにしました。藤猫であることと、昔飼っていた猫の名前の使い回しです。(実はミーも祖母の飼っていた猫の名前の使い回しです。)

昔いたふじと比べると、まったくの藤猫というよりはアメリカンショートヘアーに近い模様でなんとなく違和感があったのですが、他に適当な名前も思いつかず、結局使いまわしでふじと名づけることにしました。


そうなると気になるのがミーとの相性ですが、一度試しにふじを家に入れてやると、ミーが威嚇して異議を申し立てたので、内猫にするのはお預けにしました。

折を見てまた試してみようと思うのですが、やはり年取って病気のミーちゃんの方を優先したいと思いますので、無理をしてまで家に入れてやろうとは思いません。

ミーちゃんは以前パイという猫と一緒に仲良しで暮らしていたので他の猫は絶対だめという猫ではないはずなのですが、こればかりは相性もありますので無理はできません。


今日もふじはニャーニャー鳴いて、家に入れてくれと懇願していました。

さすがに気の毒なので、猫を運ぶかごを外に出してやってここで寝なさいということにしました。

さっき見たらその中でおとなしくしていました。

気の毒に思ったけれど、これもまた仕方のないことだと自分を納得させるしかないと思いました。

ふじを早く家に入れてやりたくもあるのですが、それよりもミーに一日でも長く生きて欲しいというのが優先ですから。


といったことを弟に電話で伝えると、弟から母が生きているとき、2年ぐらい前に子猫が庭に何匹も出入りして母が餌をやったりしていたけれど、結局ミーがいるから庭にいつかなかったという話を聴きました。

ちょうどふじもそのぐらいの年頃ですので、そのときの子猫が大きくなって空家になっていた家の庭に戻って来ていたのかもしれません。

そう考えるとふじもまた、母が残した猫といえなくもないわけです。

そんなことを考えたりもしました。