外猫の性別がわかりました。雌でした。女の子です。

餌をやり始めてからというもの、どんどん私になついてきて、今では餌をやるとき以外でも私に触られるようになりました。

尻尾が長くていつも下に垂らしているので、雄か雌かがわかりにくかったのですが、私に触られても平気になったので雌だと確認できました。


毎日朝と夕方には庭にやってきてニャーニャー鳴いて餌を催促します。

これだけなついてきたのだから、名前をつけてやろうと思うのですけど、なかなか決まりません。

一応藤猫なので、昔飼っていた猫の名前を再利用して「ふじ」とつけようかとも思ったのですけど、同じ藤猫でもふじとは微妙に模様が違っているのでなんだか違和感があります。

むしろ全然別の名前をつけたほうがいいのかもしれません。

いずれにせよ、しっくりと来る名前が思い浮かぶまでお預けです。


夕方、近所の人が庭に来たので、立ち話をしました。そこで母の生前の話を聞きました。

ミーちゃんは母の生前から腎臓を患っていて、もうそれほど長生きできないと獣医さんに言われていました。

そこで母は、ミーの死後のことを考えて、外猫を作ろうとしていたそうです。ミーが死んだら寂しくなると思ったのだと思います。ミーがいなくなったら家に入れてやろうと思っていたみたいです。

でも、どの猫も人になつかずに触られるようにはならず、外猫を作ることはできなかったそうです。

もちろん、母も自分がミーよりも先に死ぬとは思ってもいなかったのです。

外猫を作ることもまた、母の遺志を継いだことになるのでしょうか。