今日は司法試験予備試験を受けてきました。

司法試験の受験資格を得るための試験です。

従来の司法試験の制度が終わって、今年度から始まった試験です。


旧司法試験は憲法、民法、刑法の三科目だけだったけれど、予備試験はそれに加えて商法、民事訴訟法、刑事訴訟法、行政法、一般教養が試験科目に加わりました。


まずは一般教養科目です。

これはほとんど対策をしていなかったのですが、やはり難しいという印象です。

人文科学、社会科学、自然科学、英語の40問の出題のうち20問を選択して回答するというものです。

人文科学と社会科学だけで20問あるので自然科学や英語を選択しなくて済むのです。

実際私は、一問だけ自然科学に易しい問題があったので選択しましたが、それ以外はすべて人文科学と社会科学だけを選択しました。

回答した感触では正解したかしなかったかわからなかったけれど、対策をすれば何とかなる科目ではないかと思いました。


民法は旧司法試験ほど難しくはなかったけれど、それでも初めてみる問題なので正解したかどうかはわかりません。商法、民事訴訟法は択一用に細かい学習はしていなかったので難物でしたが、何とか対策すれば解答できるレベルでしょう。私はだめでしたけど。


憲法は始めてみる問題だったけど、何とか身についた憲法感覚で回答できたと思います。行政法は行政書士試験よりもレベルが高い問題だったと思いますが、対策できるレベルでした。


刑法は旧司法試験に比べれば格段に易しい問題だと思いました。旧司法試験のように論理的操作は必要ないので非常に易しく感じました。でも、知識があるかないかで明暗が分かれる厳しい出題ではあったと思います。

刑事訴訟法は、やはり択一用の細かい学習をしていなかったので厳しかったです。


以上、受験してみて、旧司法試験のようにひねった問題は出なかったけれど、細かい知識のあるかないかで明暗が分かれるシビアな出題だったと思います。

私は、予備試験の勉強から行政書士試験にはまったこと、そして、行政書士の開業のための実務の勉強に時間を割いていたので、今回予備試験の準備は中断していて、今回は記念受験に終わったというのが実情です。


今回の予備試験の出来次第で、これからどうするか考えようと思います。

予備試験の挑戦を続けるのか、それとも他の道を選ぶのかと。

行政書士の開業を考えると、他にもっと司法書士とか社会保険労務士の資格があったほうが業務の幅が広がるということで、こちらに転ずるのもありかなという考えもあります。

いずれにせよ、明日あたり受験指導校から解答速報があると思うので、自己採点をしてみてから考えます。