今日は、民商に加入する手続きをしてきました。

行政書士は自営業ですから。

そして、私は思想信条があれですから、特に迷うことなく民商に加入しました。

ところが、家に帰ってからもらった小冊子に目を通すと自分の置かれている自営業という立場について否が応でも考えさせられることとなりました。そして、自営業でも中小業者であるということを。

民商に加入した動機のひとつとして、税の問題がありましたが、この税の問題について税務署という国家権力の恐ろしさと、その国家権力からの防波堤としての民商の役割というものに改めて認識させられました。

民商の歴史はそのまま強権的な税行政との戦いであると慄然たる思いを抱きました。

憲法の学習をしていたときに学んだ川崎民商事件の背景を再認識することにもなりました。

そして、民商に加入したということは重大な決断であったことに気がつきました。


ところで、私が加入したのは府中町に事務所を置く安芸郡や安芸区を管轄とする広島安芸民商です。

最初は広島市東区ということで広島民商に加入を相談したら、温品は旧安芸郡安芸町だから海田税務署の管轄なので広島安芸民商だと言われました。民商は税務署管轄ごとにあるとのことです。

それにしても温品の属する旧安芸町区域は生活圏から行って旧広島市内の生活圏なのに(だから安芸区ではなくて東区に属しました)税務署管轄が海田税務署であるというのも不便な話です。

私も自分の商圏を旧広島市方面と想定していたので、ちょっと意外な展開になってきました。


何はともあれ、来年の確定申告は初めて自営業者として迎える確定申告となります。

税務署との攻防戦に備えて、今から税の知識をつけておかなければならないと痛感しました。

また、民商は助け合いの組織ですので、私も行政書士として役に立たなければいけないとも決意を新たにしました。行政書士の構成員はいなくもないけれど少ないとのことです。

私にも自営業者としての自覚がようやく本格的に芽生えてきたといえる、そんな気持ちになる一日でした。