昨日上映会があり、映画「弁護士 布施辰治」を観ました。

布施辰治といいますと、経歴はある程度知っていたのですが、こうしてその生涯を追ってみますと、その凄まじいまでのエネルギーと権力に抑圧されたものに寄り添う姿勢に圧倒されました。
あの時代に朝鮮人や共産党員などにあれだけ寄り添うことができた人は他にはいなかったでしょう。それがどれだけ危険なことだったのか。
布施自身も結局弁護士資格を剥奪されてしまいますが、それでもめげずに農民の入会権運動の支援をするという所に底知れぬものを感じてしまいます。
布施は息子も治安維持法の弾圧で失ってしまいます。そして、孫に時々息子の名前で呼びかけてしまうことがあったというエピソードを見て、布施の内面にぬぐい去ることのできない悲しみが生涯つきまとっていたのではと感じました。
それが最後に癌で倒れるまで松川事件の弁護に執念を燃やした理由だったのでしょうか。

私も当初の弁護士を目指していた頃のことを思い出させられました。
やっぱり私もまだあきらめてはいないのだと。
もちろん今は行政書士の開業に一番力を注ぐべき時期ですけど。

上映会では、私の尊敬する弁護士のK先生にお会いすることができました。自由法曹団の県本部長で今回の上映会の発起人でもあります。K先生は布施辰治と同じ宮城県のご出身と聞いています。
私の現況と決意を報告したら、激励の言葉をいただいたのが非常に嬉しかったです。
当初の目標とは少々違った形ですけど、私のして来たことが間違いではなかったと思いました。
私もたとえ弁護士でなくても布施辰治みたいになりたいとそう思った一日でした。