私が、行政書士受験に至るまでの軌跡を振り返ってみます。




私は最初から行政書士を目指していたわけではありません。最初は弁護士になりたいと思って旧司法試験の勉強をしていました。


私の遭遇したある公権力の横暴による労働事件とそれによる裁判をきっかけとして、公権力に対して弱者である一個人が公権力に立ち向かうには司法の力によるしかないと気が付き、自分も弁護士になって権力の横暴に立ち向かいたいと思い、旧司法試験の勉強を始めました。その時はすでに40歳になっていました。


以後、旧司法試験が終わるまで6回受験を続けましたが、択一試験に合格することすらできませんでした。




行政書士試験は、片手間に一応は受験していました。しかし、旧司法試験の試験科目には行政書士試験で最も重要な科目である行政法はありませんでした。ただ単に行政書士テキストに目を通すだけで受験をしましたので、到底合格するはずはありませんでした。恥ずかしながら、行政書士試験をなめていたとしか言えませんでした。




最後の旧司法試験を受験して、今回もだめだとわかった時に、即座に予備試験を経由して新司法試験を目指すとことを決断しました。


予備試験の試験科目には行政法がありますのでさっそく行政法を一から勉強することとしました。ここに初めて行政法を本格的に勉強したということになります。




私が受験指導を受けている伊藤塾では、予備試験受験者に行政書士を受験することを勧めていました。


憲法、民法、商法、行政法といった主要科目が重複していること、そして予備試験に対するリスクヘッジとなるといった理由からです。


私は当時、行政書士資格を取得してそれを保険として、仕事を辞めて専業受験生になりたいと考えていました。


そのためには今度こそ絶対に行政書士試験に合格をしたいと思いました。


そこで、これからは行政書士試験にも片手間ではなく本気に取り組まなければと思いました。そのための対策もしっかりとやりました。




ところが、行政書士試験に本気に取り組むうちに心境に変化が訪れました。最初は保険と考えていた行政書士の業務を調べているうちに、行政書士もやりがいのある仕事だと思うようになってきました。


その結果、行政書士試験に合格して資格を取ったら、まず行政書士で独立開業を果たし、そのうえで予備試験の勉強も並行して続けようと考えるようになりました。




また、一身上の都合で、長崎での仕事を辞めて故郷である広島に帰りたいと思うようになったこともこの考えに至った理由の一つです。




ともあれ、このたび合格することができてあとは決断をするだけというところまで来ました。


決断をするということは重大なことです。


このことについてはまた改めて語りたいと思います。