HONDAは1986年からのパリダカワークス参戦以来、4連覇という偉業を達成しており、ビッグオフロードバイクにおけるブランドイメージを確たるものにしていました。
エントリー車のNXR750は年々進化を重ね、カタログスペックのみでなく、長期間に及ぶマラソンレースを勝ち抜くため、ライダーに対する負担度の少ない、乗りやすいマシンへと熟成されていったのです。
それはまさに、市販車のアフリカツインが目指すべき方向性とも一致していました。
HONDA NXR750
1990年2月、HONDAはライバル各社のニューモデルの追撃に対抗するため、それまでのアフリカツイン(RD03)をリニューアルし、新型モデル(RD04)を発表しました。
レースで得たノウハウを市販車であるアフリカツインに惜しみなく投入し、総合的な完成度を高めたのです。
HONDA アフリカツイン(AfricaTwin)RD04型 1990年式
車体の形式名がRD04へと改められただけのことはあり、細部までに及ぶ徹底した改良を施しました。
特に一番大きな変更点は排気量の拡大で、それまでの647ccから742ccへと変更することにより、最大馬力が52psから57psへと増えました。
排気量の増加は高速巡航性能の向上だけでなく、ヨーロッパなどでの国境越えたロングツーリングでの快適性も素晴らしいものになっています。
HONDA アフリカツイン(AfricaTwin)RD04型 1990年式
車体は一回り大きくなり、車両重量が15kg増えました。(221kg→236kg)
オフロード車の場合、重量増加は大きなデメリットとなりますが、アフリカツインの実際の使用場面が殆どオンロードであることから、特に問題とはされませんでした。
限定ながら国内販売もされましたが、多くのファンは一回り大きくなった車体に躊躇しながらも、それもアフリカツインの魅力の一つと割り切って、ニューモデルを歓迎したのです。
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アフリカツイン(RD04)の主な諸元は以下のとおりです。
(括弧内は1988年モデルのRD03)
型式:RD04(RD03)
発売日:1990/3/20(1988/5/20)
全長×全幅×全高:2330×895×1420(2310×900×1320)
軸距:1560(1550)
シート高:880(←)
車両重量:236kg(221kg)
乾燥重量:209kg(195kg)
エンジン型式:RD04E(RC31E)
排気量:742cc(647cc)
最高出力:57PS/7500rpm(52PS/7500rpm)
最大トルク:6.1kgm/5500rpm(5.7kgm/6000rpm)
燃料タンク容量:24L(←)
タイヤサイズ 前:90/90-21(←)
タイヤサイズ 後:130/90-17(←)


