道場日誌 -2ページ目

ベルアルビノ

ベルアルビノの話を久々にブログを更新しといて書きたいと思います。

イベントでご質問頂いたり、最近ではアルビノ関してのご質問も頂いたので戯言程度にですけど・・・

まずは初心者の方の為にレオパのアルビノの話をさせて頂きたいと思います。


レオパには3系統のアルビノが居ます。

①トレンパーアルビノ

②レインウォーターアルビノ

③ベルアルビノ


ちなみにレインウォーターの事を最近の人はラスベガスアルビノと呼んだりする人もいるんでしょうか?

呼び名は違えど同じですので、どちらかで理解されてる人は混乱されませんように


話は戻りますが、3系統のアルビノは別の遺伝子なのでアルビノ同士だからと言ってアルビノは誕生しません。

ただ共通点はございまして、レオパのアルビノは全てt+(チロシナーゼポジティブ)といって普通アルビノにはない黒色素の元となるメラニンを作るチロシナーゼという酵素を持っています。

ですので一般的な白いアルビノとは違いアルビノなのにピグメント等黒色素がはっきり迄とはいかなくても出てしまうんです。

本来のアルビノはt-と書いてチロシナーゼネガティブと言うのですが、これぞ神秘的な色をしております。

昔t-のアルビノレオパを発見した話があり、嘘かまことか繁殖する事無く終わってしまったという話を聞いたことがあります。

いつの日か見てみたいものです。


レオパも綺麗なt-のアルビノではないにしても、逆にそれが個性になったり、ハイポや色んなモルフのコンボでまるでt-アルビノのような極彩美のモルフも作る事が出来ますのでそう捨てたものじゃないかなとも思っています。


ここで超簡単に各種アルビノの説明を  (詳しく書くと最終的に違う話になりそうなので)


一番広く普及しているのがトレンパーアルビノです。

温度によっては綺麗にもなり黒化もしてしまうアルビノですが、コンボモルフで一番普及しており、極論ですが毒にも薬にもなるモルフでしょうか(笑)


そしてレインウォーターアルビノ

このアルビノは中々飼育経験上黒化しにくい系統だと思います。

よりクリアなアルビノのコンボモルフを作りたいときに欠かせない存在だと思います。

個人的な感想ですが、アルビノリューシは断然レインウォーターの方がクリアで綺麗です。

トレンパーになるとクリアとは違いちょっとマットなイメージで白いとも違う独特な色身になります。

これはこれで実は味があって好きなんですけど、一般ウケはあまりしないかも?


最後にようやく話したかったベルアルビノ

このアルビノのベビーは凄く綺麗です。頭もピンクでタンジェリンが入っていれば色も明瞭でハッキリとしてピンクとオレンジのコントラストは素晴らしく、過去に私もまだベルアルビノという名まで入っておらずなんか変わったアルビノが入ってきたという頃に運よく購入したことがあるのですが、成長する度に綺麗なオレンジも薄くなり至る所からピグメントがどっさり出てきます(笑)

当時の私は飼い方が悪かったのか!!!となったものですが、これがコンボさせると良さが引き立つんです。

色合い等を良く見るととても素晴らしいんです。

マットな白さ、白い部分は本当に白く淡く綺麗なんです。

又目の虹彩も赤みが強いのかトレンパーやレインウォーターは黒くなりがちですが、ベルはピンクの虹彩がはっきりとしており、エニグマをコンボさせるとオールオレンジアイのような不思議な色身になります。

マックスーパースノーもベルになるとあら不思議!目が真っ赤なオールレッドアイのように!


めっちゃかっこいいんです。

流通も最近ではめっきり減ったように思います。

海外でもまだ少し値段もするし、メジャーな種でもないので需要もないのかもしれません。

下の画像向かって左がベルスーパースノー右の目が黒いのがトレンパースーパースノー


同じスーパースノーのアルビノなのに全然違うのが分かりますか?


系統が違うだけでこんなにも変わってくるんですよね。

下の画像はブリザードのベルアルビノです。

一般的なブレイジングブリザード(ブリザードトレンパーアルビノ)に比べ白の密度と言いますか濃厚さが段違いです。

ただブリザードベルアルビノでもこの濃厚差異はあります。

他にも3ペア、ブリザードベルアルビノを飼育しておりますが、どれも微妙に色の出方が違いグレードの差は多少なりともあります。

中々スマホやカメラではこの純白さは伝わらないのが残念です。

スーパースノーと、このブリザードベルアルビノを交配させたら、ディアブロを凌ぐ純白の赤目の個体が生まれると思うんですよね。

そのモルフが欲しくて今年はそっちの繁殖にも力を入れるつもりです。

海外では作ってるもの好きな方いるかもですが、日本に来るの待ってたんじゃ一向に入ってくる気配のないモルフっぽいので繁殖していこうかと

本来はディアブロブランコのベル版が正攻法でしょうが、ラプターのオールレッドアイにはスネークアイも生まれて完全ではないし、色彩も黄色の色味も出てしまいうので純白とは言い難い個体ばかりです。

その点スーパースノーブリザードは完全な純白な上にベルも相まって赤目のオールレッドになる・・・はずです。多分


今回はタイトル通りベルアルビノの話をだらだら書き殴りましたが(笑)

決して他の系統が悪いというわけではないんです。

同じタイトルで書く系統書いたら同じくらいの内容と熱量で書けますよ!

表舞台に立つ系統に比べてややベルの存在が薄いような気がして。

良い品種なので長々書いちゃいました。

タンジェリン好きと良く思われますが、私モルフ関係なく基本レオパが大好きなんです!

というわけで次回は大好きブラッドパイソンを書きたいと思います。

え!?

明けましておめでとうございます。


え?遅いって?

とにもかくにもあけましておめでとうございます。


昨年は色々法的な事とかいろいろございました。

今年はミドリガメが規制されるなんて悲しいニュースが

なんで無責任に売る側と飼う側のせいで真面目に好きで飼育している人たちが楽しめない世界になっていくのでしょうか。

悲しい限りです。

ただ外来種の広がりは種によっては恐ろしいものです。

残念ではありますが世間が意識づける最後のきっかけになってほしい気持ちでいっぱいです。


ってくれぇな!!

正月早々暗い話だな!!

自分が楽しくなる話をするか!

今年の繁殖でどんな個体に出会えるか

これが楽しみでしょうがない!

今年はワイルドラインも安定して繁殖できそうな雰囲気

ノーマルから生れたかっこいい色味の個体を次世代にどう繋がるか、繋げていくか

考えただけで涎が・・・(食べるつもりではないですよ)


それでは本年もよろしくお願い致します!

生体通信販売

レオパの道場(虎の塊)に置きまして第一種動物取扱業を持っていない方への最後の通販となりました。

今年は猛暑が続き、8月はもう出せないかなと思っておりましたところ、ギリギリで暑さも収まり販売し、完売する事が出来ました。

誠にありがとうございます。


今後の販売は、イベント中心になるかと思いますが、第一種取扱業持っているブリーダーさんやショップさんへは適応外ですので、その方々は対象としたHP販売はいつかするかもしれません。

とりあえずは、法改正後の流れを見ながら、動くしかありませんが、今回の販売で保健所に連絡を取り間違いの無いよう適正な指示のもとと思い問い合わせてみるも、犬猫の場合はって必ず言うんですよね。

そりゃ犬猫をメインとした法律なんでしょうが、爬虫類も入れちゃったんでしょと

いや保健所の方も大変なのはわかりますけどね。

だったら爬虫類は規制緩和して!と言いたくなります。

蛇とか蜥蜴って本当世間のイメージ悪いですよね。

でも触ったり飼ったりしてみると、全然そのイメージは変わるんですけど。

今は未成年が吸いたくならない様に漫画のキャラやアニメ等でタバコを吸うシーンを出さない様に呼びかけているようです。

爬虫類も散々怖く残忍なイメージに使われてきましたので、爬虫類愛護団体を作って抗議したいくらいです(笑)

蛇なんてWHO(世界保健機構)のマークにも使われているのに!!

と、ここで愚痴ってもなんの意味もないのでこの辺にしておきます(笑)


次のイベントはぶりくら・HBM・とんぶり・九州プチレプとあるかと思いますが、どれかに参加出来たらと思っておりますが、中々本業等予定が合わずお問い合わせ頂くのに明確な返答が出来ず申し訳ありません。


ブログも全然更新できていないので・・・たまには書かねばですね(なんかネタ下さい。)