子宮ガンの手術から5年たった時、とりあえず再発の恐怖から解放されるとホッとしたものだった。もう毎月のマーカーの数値を気にしなくてもよくなったと嬉しかった。

 

奮発してエアーマッサージャーを購入したからか、足のリンパ浮腫もおこしていなかった。鼠径部は浮腫んでいたが見慣れてしまった。唯一違和感があったのはアンダーヘアである。放射線治療のためにすべて抜けてそして二度と生えてこなかった。(最近、介護脱毛というのがあるらしいが、私はこの時点で先取りしていたことになる(笑))

 

主治医に5年経過したがいつまで通院するのかときいたところ、

主治医:「:いつまてでもいいですよ」

私   :「5年たったら卒業じゃないんですか?」

主治医:「5年たっても再発する人もいるから」と怖いことを言う。

私   :「もう子宮も卵巣もないのにどこに?」

主治医:「膣が残っている」

私   :「くーーー」

私   :「キリがないので通院を卒業したい」

とわがままを言い了解してもらった。

 

当時、更年期障害のような症状に悩まされていたので、がんセンターで女性ホルモンを処方してもらっていた。それを自宅近くの婦人科で処方してもらうよう紹介状を書いてもらいがんセンターに別れを告げた。