僕はしばしば「あのマンガおもしろかったよね」とか「あのバンド最高だったよね」とか、

そういった会話についていけないことがある。


キャプテン翼、スラムダンク、キン肉マン…

王道と言われる、誰しもが読んできたマンガを僕は読んでいない。


ブルーハーツ、ミスター・チルドレン、JUDY AND MARY、B'z、ラルク、GLAY…

みんなが聴いてカラオケで歌ってきた曲を僕は知らない。


環境は、あったのである。

しかし、僕は何故かみんなが好きなものを好きになることはできなかった。


いま振り返ると、実にもったいないことをして生きてきたなと思うばかりである。

一番多感な時期に、一番何かを教えてくれるものに触れずに生きてきてしまったのだ。

友人や恋人との会話の中に昔を懐かしむ話題がのぼったとしても、

僕はただただ笑顔でその話を聞くばかりである。





僕は人と話をしていると、やはり自分は何か違う視点で物事を見てきたのだとつくづく思う。


たとえば、音楽の話。

友人や恋人は、「あの曲のあの歌詞が良い」という話をする。


僕はCDを買っても借りても歌詞カードはあまり見ないし覚えようともしないから、

心に響く歌詞などほとんどない。

というか、歌詞によって人生が動かされたとか、感動のあまり涙したとか、そういった経験が無い。


今でこそ好きなアーティストはYUKIだが、

基本的に僕の人生に音楽は大きな関与をしていない。


「このアーティスト良いな」と思うときは、

大抵がメロディラインと歌声が好きになって、聴きはじめる。

それも、心を弾ませるロックは極めて稀である。


僕にとって音楽とは、人生に彩りを与えるスパイスでは、決して無い。

何かをしながらの、流れている音。

それが僕にとっての音楽なのである。



たとえば、小説や映画の話。

友人や恋人は、「誰々の書いた小説が良い」「一番感動した映画は何々だ」という話をする。


僕は小説や映画は一度見てしまえばそれで終わりで、

いつまでも心に残る・心に響く作品に出会ったことはない。


もちろん小説は読むし、映画も観る。

しかしその量は人とは比べ物にならないくらい少ないだろうと思う。

人が一升瓶サイズで読書をし映画を観るならば、

僕の見てきた量は大さじ1くらいだと思う。

さらに、手をつけるジャンルや作家も絞られる。


ところが滑稽なのは、そんな僕は国文学科の出であるということだ。

大学では古典を主として勉強してきたが近現代文学に触れる機会はいくらでもあった。

だが、僕の興味は小説や映画に注がれることは無かった。


僕にとって読書や映画鑑賞は、趣味の領域にはたどり着かないようだ。

何とももったいない話である。





芸術的側面がない人生、とも言える。


音楽・小説・映画のみならず、

絵画・美術・書などにも触れる機会があまりにも少ない。


感性を磨く時間を、自ら作ろうとしないのである。

友人や恋人の歩んできた道と比較したとき、

僕は自分自身の着眼点に、生き方に、猛烈に絶望的な違和感を感じる。


なぜ僕は、ここまでに違うのか。

なぜ、周囲の人間が当然に興味を抱くべき事柄に対して興味がわかないのだろうか。





「人と同じ」を避けて通ってきた人生だったと思う。

一方で、「これだけは人に負けたくない」というものも無い人生だったように思う。


何かを極めたり、夢や目標に対して努力したり、

とにかく自分を磨くことを怠ってきた人生だった。


今、友人や恋人に自慢できるものは、何一つ無い。

今後の人生でもそういったものが手に入るかどうか、定かではない。

というよりもそう思っている時点でアウトだろう。

自分自身の未来に対して努力すると断言できないのが僕の弱みである。

努力する想いはあるのに、努力の仕方が分からない。





経験値の少ない人生を歩んできた、

その人生を選択してきたツケが今、回ってきている。





自信がわかない。

人は僕を過大評価する。

僕は決して褒められるような、安心してもらえるような人間じゃない。


「きみなら大丈夫だよ」

根拠の無い励ましは辞めてくれ。


お願いだから、僕と云う人間を見てくれないか。

先日美容室で髪を切ってもらいながらふと思ったこと。


「なぜ、(大半の)女性は自己への美を追求するのだろうか?」

「なぜ、(大半の)女性は美しいもの・かわいいもの・きれいなものが好きなのか?」


これを“女性とはそういうもの”という答えで括ってしまうと

ユーモアもくそもなくつまらないので、

ある程度の時間、なぜなのか考えました。


答えはでまへん。自分なりの答えも。



で、彼女にそのことを言ってみると、

彼女(の高校のときの先生)曰く

「かわいい・きれいなファッションをしたがるのはきっと子孫を残すということにつながっている」と。



な・る・ほ・ど・ね!!



動物たちはそのためにカラフルな模様とか、声とか、出すものね。


でも彼女も言っていたけど、

動物たち(知っている範囲)の大概はオスがそうであるということ。


なぜ人間は女性にそういう傾向があるのでしょうね。




でも「草食系男子」という言葉が世間を賑わせている今、

そういった考え方はステレオタイプと捉えられるのかもしれないな。

転職活動、やっぱりすぐには期待した成果は出ず。

時が経つにつれ、不安は募ります。

自ら退路を断ったとはいえ、ひえーー焦る焦る。


今日ふと「平日昼間に家にいるオレ」を想像しました。

恐怖でイチゴの甘味が激減しました。


がんばらな。そして市況も回復してくれ。



まぁそんな不安に駆られながらも、根が楽天家なので

楽しみながら転職活動やってんのも事実です。


焦りながら楽しみながら、

まぁきっといつかなんとかなるだろ!



彼女に迷惑かけることになると思うけど、

僕はそんな人間なのです。

裕福な生活はできないだろうけどあたたかい毎日を過ごせるように、

心だけはほくほくでいたいと思うのです。



苦労かけますが、よろしくね!