
二十歳前後から、三十超えるまで、
人は服を着込む感じがする。
生まれて、よちよち歩き出して
幼稚園にいって、
小学校、中学校にいって、
高校に入った頃から。
服を着はじめるような。
かっこつけたり、
こんな自分になるとか、
こんなのが自分だとか、
プライド、見栄、夢、野望、
多くの服を着飾り始めて、
二十歳を超えて社会に出て、
その着飾りはますます厚く重くなっていく。
自分なりに選んでるし、
自分の好きな感じだから、気持ちいいんだけど、
本当はらくちんではない。
35歳を過ぎた頃、ふと、
あれ軽くなったなと思って、
よくよく考えてみたら、
あの頃着はじめた、厚く厚く重なっていた
実は重い服をすっかり脱いでいた事に気付いた。
生きることが、らくちんになっていた。
その頃から、私は小学生の頃の自分に戻った様な気がして、
本当の自分らしく、
率直で、猜疑心無く、明るい小学生の頃の私の様に、
まっすぐ人と付き合い始めていた。
多くの人は、こうやって、ある時期に
本当の自分、何も着飾っていなかった、
子供の頃のまっすぐな自分に戻るのかもしれない
そう思って周りを見渡すと、
同い年の近くにいる人も、
なるほど中学生のように見えるなと、思った。