水の中を | SHINO LEONOR KAMEDA
漂う。
私はここんとこ、
水の中を漂うように
生きています。
水の中を漂うように
生かされています。
水の中にいる私は、
目前に現れる、
誰とも、どんなこととも、
ぶつかることななく、
近づいてくる全てのものを滑るように
お互いなぞりあうだけ。
なるようになる、ように。
大気の中では、
重力や、摩擦や、衝突。
自分自身が、
目の前に現れる全てのものに、
ぶつかって、
影響を受け合ってしまいます。
摩擦や衝突を受けない
水中を漂うような感覚は、
決して逃げるようなことではなくて、
波に任せて、
全てを受け入れるということ。
漂い始めると、抜けられません。

