夏空の青 | SHINO LEONOR KAMEDA
音をたてて、
夏が通り過ぎて行こうとしています。
日ぐらしの声は、
ほとんどの人が共通して
懐かしく、物悲しく、
プールで遊ぶ子供の声も、
お盆をすぎると
少し寂しく感じるのは、
日本人にしかわからない感覚でしょうか。
この、白とも黒ともつかない、
言葉にならない感性を、
たぶんに漏れず持ち合わせることができたことを、
幸福に感じます。
来年の夏も、
十年先の夏も、
今年と同じ真っ青な空に、
もくもくと白い雲がそこにどんと、
いられることを、
少しでも守る力に私もなりたいなと、
今年はいつもより強く感じました。
私たち世代のこどもたちが、
夏空の青色を、
正確に知ることができるかどうかは、
私たちの毎日にかかっているのだと思うから。

