リオがいなくなれば俺は腕時計を開く
ある人物の名前をクリックしそいつの家にワープした
ただっ広い部屋に彼女はいた
「あ、レオン?」
「おう」
彼女が座っているソファに俺も腰掛けて身を沈める
キャバクラのソファに比べればあんまり沈めないが十分柔らかい
「ろろ、仕事の都合で暫く他のやつの期間限定彼氏になるわ」
「うん、わかった。仕事なんでしょ?」
「ああ。」
こんな俺にもピグの中では彼女という存在がいる
その彼女に何の断りも無く期間限定彼氏を演じるのは流石に出来ないし
無言タイムが続く中俺はさっき見た夢を思い出していた
「ろろ、」
「ん?」
「もし此の世界に来る直前に此の世界から出るヒントがあるとしたらどういうとこだと思う?」
「え?」
いきなりすぎたか、
「いやあ、仕事よ仕事」
「ああ、うん」
「アイテムって物体なのか言語なのか」
横に座っている彼女の横顔を盗み見るとろろもろろなりに考えてる様だ
「僕は、物体じゃないんだと思う。勘だけど」
「ほう」
なら言語か思考とかそういうのだろう、消極法的に
確かに物体だっていう可能性は結構低い
物体だったらあの回想で見つけるだろうし
「心残りとか?」
「心残り?」
「あ、うん。だって此の世界に来る人の共通点って寝てる時にピグの事一瞬でも考えた人なんでしょ?」
確かに、俺は頷いてみせた
だがそうなると色々とおかしい所がある
ピグの事を寝てる間、一瞬でも考える人ってユーザーとは限らない
運営の人だって考える事もあるだろう
それなのに此の世界にいるのは全員ユーザー
ユーザーにしか適応されない、とか
「僕の考えだから気にしなくて良いよ。勘だし、ただの」
「いや、多分それが答え。考えておくよ」
ピグの世界に飛ばされた理由はもしかするとピグでやり残したことがあるから、、
そういうことならやりのこした事をやり遂げれば元の世界に戻れるという事