麻雀にはメンタルが不可欠だ。
ゲームの性質上、どんなに強い人だって、負けるときは負ける。
それが俺のような実力では尚更だ。
ここ最近、アホみたいに負ける。
勿論、実力不足ではあるし、自分でわかるミスも沢山している。
しかし、負ければ負けるほどメンタル弱者は麻雀は弱くなってしまう。
俺のようなラスを一回引くだけで腹わたが煮えくりかえるようなタイプは特にそうだろう。
それを繰り返していく内に、明らかに前までできていた基本的なことすら出来なくなっていく。
場が全く見えないのだ。
自分の手、点数状況、捨て牌、ドラ、、当たり前のことが全く出来ない。
そこにあるのは、「なんでこんなミスをしてしまうんだという焦り」と、「不甲斐ないミスばかりしてしまう自分への怒り」
ただこれだけである。
ドラは4m、3巡目、特に情報はない
しかし何故かドラを2mだと思い7mを選択してしまう。
当たり前のように来るツモってくる3m。
焦りとイライラが募る。
数巡後、この形に。
普通なら8mで全く問題ない。
9sでもまだわかる。7mを切ってしまっているしタンヤオ移行もできる。
しかし何故か2mを選択。
何もメリットのない2m。
牌理の弱さを自覚していたが、こんな当たり前のことも出来ないのか…イライラと焦りが頂点に達していた。
ここで事件が起きる。
まさかのテンパイである。
アホみたいなミスをしててもテンパイはできてしまう。麻雀が糞ゲーと言われる所以を感じる。
ミスはしたが、ここで曲げなければ話にならない。麻雀の神様に嫌われてしまう。
もう一度場を見渡す。
マンズ上は全体的に安く9sも1見え。
こうなったら選択は1つだけだ。
「リーチ!!」
声高らかにそう叫び俺は3mを切って横に曲げた。
ここで悪寒が走る…!!
3m…?
もう一度自分の河を見ると、上がり牌である7mが捨てられていた。
「終わった…」
「こんな手配を見せるくらいなら死んだほうがマシだ…」
そんなことを考えながら、死んだような顔でただ最後までツモ切りを続ける。
しかし、誰も押し返してくれず無事流局。
真顔で自分の手を見られる時間は、あまりにも長く、辛いものだった。
「ラスはもう俺に引かせてくれ…」
そんな風に考えていた次の局でまさかの18000を上がり、そのままトップになってしまった。
流石に苦笑いするしかなかった。トップを取ったのに全く嬉しくなかったのは初めてだった。
俺にとって、麻雀はどんなに負けていても自分の軸さえブレなければまた立ち上がると思っている。
しかし今回天鳳も降段し、ptも着々と減り続け、リアルでも全く勝てない。
挙げ句の果てには、自分の打牌に明らかな迷い、そして初歩的ミス。
募る焦りと怒り。
ただただ苦しい。今はそんな気持ちだ。
何故こんなゲームをしているのだろうか。
そんな風にも当然考える。
でもおれはこの麻雀というゲームを辞めるつもりはない。
このゲームのおかげで自分の人生は良くも悪くも変わったし、多くの素晴らしい人とも出会えた。
何より、「好きだから」というのが一番大きい。
楽しくやる、この気持ちを忘れずに麻雀により励んでいきたいと思う1日でした。