幼稚園の頃は比較的穏やかに過ぎ

3歳の冬のある朝、世界が全く違く見え始めました。

手始めに父と妹。

朝、洗面台で洗顔をしていると

いつもの父と妹が別人に見え今までやっていたことが全く通用しない違和感に苛まれます。

姿形が同じだけど本質が違うような

どこか偽物のような…


この頃の事を「自我のめばえ」「物心着いた時」と認識していますがあのタイムパラドックスのような感覚は何だったのだろうと未だに不思議に思います。


同じ世界線なのに私だけ異世界に飛ばされたようなそんな感覚で、いつも妹と生クリームを泡立てて食べていたのですが

それは1リットルの牛乳パックで作れてたはず。

それが作れない。固まらない

母に聞くと「作ったけどそんな頻繁ではない、なんか記憶違いしたのかな??」という回答でした。

今まで認識していたのが違う。

これ程恐ろしい経験はありません。


子供の脳とは未発達なので大人になった今はそういうご認識もあるだろうと思う反面、あの気持ち悪さは一生忘れないと思います。