9月に入ってから、ようやく見てきました、『この世界の片隅に』。
前評判通りの、素晴らしい映画でした。

一緒に誘った母なんて
「名前は聞いていたけど、戦争映画だとは知らなかった」
というくらい予備知識ゼロだったのですが、終わってからの感想が二人揃って「面白かった」。
お話の大半は戦時中の暮らしを細やかに淡々と書いているだけなのに、なんであんなに楽しい作品なのだろう?

余談ですが、私が今回見たのは「日本語ユニバーサル版」、聴覚障害者に向けて日本語の字幕がついたものでした。すず「〜〜」とか周作「〜〜」といった登場人物の台詞のほか「ラッパの音」や「虫の音」といった表示もあり、なかなか楽しかっです。
また字幕が出ると日頃の習性からか、つい目で追ってしまうのですが、劇中歌の歌詞など縦書き字幕は、不思議なことに、全く気にならないというのがひとつの発見でした。