ドン・ペリニヨン の1995年ヴィンテージのエノテークがリリースされました。ドンペリといえばシャンパン の最高峰。特にエノテークは、ドンペリ黒とも呼ばれ、ヴィンテージ・シャンパンのドンペリの中でも最も贅沢なシャンパンです。ヴィンテージのプレステージ・キュヴェ・シャンパン の代名詞、ドンペリ・エノテーク、その素晴らしさの秘密を探ってみましょう。
エノテーク?この言葉を初めて聞く方も多いでしょう。ドン・ペリニヨンの中でも、ごく限られたヴィンテージは、プレニテュードと呼ばれる、段階的に豊かさを迎える熟成のピークがあり、このプレニテュードを通して、ドンペリは進化していきます。最初のピークを迎えるのは約7年後です。
シャンパンは、瓶に詰められたワインが、瓶の中で二次発酵する過程で、その副産物として炭酸が発生し、それがシャンパンになるわけです。すべてのドンペリは、少なくとも、7年間、貯蔵庫の中で熟成され、それから商品としてリリースされます。
ですから1995年ヴィンテージのドンペリは、2002年頃にすでにリリースされています。ところが今回リリースされるエノテークは、さらに6年間、つまり13年間もワインセラーの中でねかされ、熟成されたものが、新たにディスゴージ(disgorge,デコルジュマン)、つまり澱が除去され、新たに瓶詰めされて出荷されるものなのです。従って、古いヴィンテージではあっても、新しく瓶詰めされた、とても新鮮なシャンパンなのです。
7年後迎える最初のプレニテュードにも、確固たるブドウの個性と、ドンペリのスタイルが明確に表現されていますが、二度目のピーク、つまりさらに6年の時を経て、13年から14年後に迎えるプレニテュードは、フレッシュな瑞々しさを保ちながら、より贅沢なリッチさ醸し出し、より深い熟成を遂げています。その新鮮でありながら、芳醇な味わいは、エノテークの一番の特徴です。
中には、三度目のプレニテュードを迎えてからリリースされる、ドンペリ・エノテークも稀にですがあります。三度目のプレニテュードは、20年から30年に及ぶものまでありますから。これは本当に貴重なシャンパンと言えるでしょう。
特に、1995年は暑い年だったので葡萄がよく熟し、最高のヴィンテージ・イヤーでしたから、この1995年ヴィンテージのドン・ペリニヨン・エノテークは、本当に素晴らしいシャンパンであるに違いありません。是非味わってみたいものです。