<要約>
毎朝目覚めると外見が別人になる家具職人キム・ウジン。それは時には女性に、子供に、老人に変化する。作成した家具はインターネット注文で受注するため他者と関わる必要はなく、彼のこの事実を知っているのは幼馴染と母の二人だけ。
自分には普通の生活は無理だと諦めていた彼はある日家具屋で働いているイスに恋に落ちる。彼の事実に驚きながらも受け入れようと努めるイスはやがて恋人として結ばれたが、そこにはお互いの葛藤があった...
現実にはありえない現象を用いながらも、現代の人々に「愛とは」を問いかけてくれる映画です。
<コメント>
よく恋愛映画を見る方ではなく、たまたまNetflixで見つけた作品。
・確かに、よくよく考えたら相手の、しかもパートナーの顔がわからない苦痛というのは大きなものだと途中で悟った。辛い時も暇な時もパートナーの顔ひとつ思い出せば乗り越えられることもあるはず。だけどその顔が思い出せないなら...イスの辛さは大きかったのだろう
・そんなイスが劇中でキムに「毎回外見が変わるならどうやってあなたを見つければいいの」と問う。そこでキムは毎回手を握ることに。そして自分を「感じて」欲しいという。
だけど(ネタバレになるが)イスはキムを感じることができても、キムがイスを感じることができていなかったのではないかと思う。
ストーリーを聞いただけでは、外見が変わるが中身は変わらないキムを見つける方が大変に感じるが、実際は外見が変わらないで中身が揺れているイスの気持ちを「見つける」方が大変なのではないか。
まして外見は「外」という字がつくように表面に現れるもの。しかし内面というのは内側にあり、他人には見えないもの。
・『愛とは全てを解決するものであり、時には全てを壊すものである』
キムが劇中で語ったセリフ。たとえどんなに外が変わっても中身は変わらない、そしてその中身を愛したイス。そんな中身を愛してくれたイスを愛するキム。こんな恋があるといいですね。
以上