一年生の頃、プチゼミで脳外科の先生に言われたことがある。医者になったらひたすらプレゼンすることになる。そこで必要なのが内容をまとめる力だと。その時のゼミで「レナードの朝」の即興プレゼンを頼まれ、しどろもどろしたのを覚えている。あれはパーキンソン病の治療薬として有名なL-DOPAを発見した実話の話であると、生理学を終えた今ならすぐ言える(ちなみにL-DOPAは芳香族アミノ酸脱炭酸酵素によってドーパミンになる。そのため脳内血関門BBBに入る前にドーパミンにならないようにL-DOPAには芳香族アミノ酸脱炭酸酵素阻害薬が含まれている。この阻害薬はBBBを通過しない、実に理に叶った仕組み)。
なのでこれから時間の許す限り鑑賞した映画と読んだ本の軽いまとめと感想をこのブログに書ければいいなと思っている。
今回の映画は "The Menu". Queen's gambit (gambitはチェスの序盤の手→転じて議論の糸口)で脚光を浴びたアニャ・テイラー=ジョイとヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズが主人公を演じている。
<要約>
孤島に存在し、その値段の高さと予約の難しさから限られた人間しかいけないとされるレストラン「ホーソン」。そこにタイラーとアニャ・テイラー演じるマーゴ。お待ちかねのコースが始まったのは束の間、コースが進むにつれてシェフのスローヴィク含め、レストラン全体が何かがおかしいと、異変に気づくタイラーを含む客人11名。それはスローヴィクの完全なる復讐劇のための "コース”であった。自身の至高の料理を無碍に味わう老夫婦、料理に口出しをするオーナーの部下たち、芸術家気取りの料理評論家。彼らには料理を味わう資格はないと言い張るスローヴィク。しかし娼婦のマーゴはタイラーが本来連れてくる予定ではなかった相手であり、スローヴィクはマーゴをシェフと同じ「与える者」として干渉をする。そしてマーゴはコースを通してスローヴィクが求めていたシェフとしての物足りなさに気づく。それは料理を食べる人からの「美味しい」「おかわり」といった言葉である。高級レストランで料理をすることに慣れたスローヴェクはこの言葉に表情を曇らせ、マーゴの「持ち帰りたい」という言葉に「私は(高級レストランに来て、雰囲気や社会的地位に酔いしれるだけの人たちと違い)食べたいものを食べる」という意味を見出し、マーゴは島を脱出することができる。
以上
要約って難しいね...