義妹の性格は内弁慶
クラスメートの彼女は社交的
周りの雰囲気を明るくする一輪の花
そんな彼女の生活態度が突如荒れだした
彼女は偶然自分の出生の秘密に気が付いてしまったのだ
彼女は養女 子供に恵まれ無かった今の親の元に養女に出されて来ていたのである
当時不倫で出来た子供を神様の授かりものと安易に中絶せず
村の年寄りたちが子供出来ない夫婦に紹介されていたらしい
この時代 学校の先生同士の不倫が田舎では多かったらしい
養子を申し込む親達も 身元がわかる子供を望んだのである
周りの年寄りたちはみんな知っていた 知らぬ顔して彼女に接して暮らしてきた
知らぬは本人だけ 彼女は果敢な思春期
自分は大人たちに騙されていた
周りのすべてが敵に見える 荒れにあれ捲り 小さな町の札付きになってしまう
そんな彼女にも ある日突然 恋心が芽生える
だんだん荒れていた性格が 元に戻っていく
しかし 世間の彼女を見る目は冷たく 彼女の背中に突き刺さる
周りの人達は彼女が卒業したら 彼に嫁ぐものと確信していた
しかし 彼女は 突然 町から姿を消したのである
二人の間に何か諍いがあったのだろうか
誰も知る由もありません
彼女は妹の嫁いだ隣町に突然現れた
嫁いで来たのである
程なく 彼女は 妊娠 元気な長女を出産
見知らぬ土地でのクラスメートとの再会
さっそく妹はお祝しなくてはと 隣町へ
妹が彼女を訪問して彼女の子供を見ると
彼に似ていたそうです
妹が彼女の過去知ってるが故に妹の見方をそちらに導いたのかも知りません
事実は 子供は彼女と今の夫の子供と言う事です
程なく続けて、この夫婦は子宝に恵まれて長女に妹が出来たのです
姉妹仲も良かったそうです
彼女は最初の里帰りに長女は夫の両親に預け 下の子供達だけ随行させ
親の元に帰っていたそうです 長女が母の実家訪れたのは成人まじか頃だそうです
彼女は見知らぬ土地での生活に満足していました
誰も彼女の過去を知りません 生き生き周りに溶け込んで子育て 夫の両親の世話したそうです
きつい性格の彼女ですが 夫や両親にとっては天使かマドンナ
この過疎った村に、かわいい孫たちをプレゼントしてくれたんですからね
妹のお通夜の時お会いしましたが
すっかり 地元に溶けこんでいました
妹の葬儀にもいろいろお手伝いして貰って感謝です。
彼女にとって自分の過去を知っている妹は煙たかったかもしれないが
妹は誰にも言っていません 彼女の過去の話なんて
妹にも知られたくない過去があったかもしれませんね
後日一人でお墓参りの後 妹が生活していたあたりの道の駅に数日車中拍して探検しました
妹が子供達連れて遊んだ砂浜 周りの景色
実にいいところです。
あれから月日が流れ
今は義理の母も永久の眠りについています。
クラスメートの彼女のその後も分かりません
今年は妹の歩いた道を妻と二人でお墓参りです。