峠とはいえ交通量もあるので、このままでは車に轢かれてしまうと、夫は保護する事を決めました。

犬も、躊躇なく車の助手席に乗り込みました。


「拾った」

帰ってくるなり、夫は犬をお風呂場へ。

体にいろんな物を付けてドロドロ状態だったのです。軽くシャワーで洗い、タオルで拭いていると、よほどお腹がすいていたのか、近くに置いてあった猫の餌に一目散。ペロリとたいらげました。


その後、家の前にあるベンチに座り、これからどうしたら良いのか思案。犬も不安そうでした(写真)。


「ありがとう。もう行きます」

そんな顔をして立ち去ろうとするので、

「行く所ないなら、もう少しいたら」

と引き止め、自分たちにできる事を考えます。


この地点で分かっていた事は、

①首輪をしている

②大人しい

③ワンとも、クーンとも鳴かない

④爪が伸びて巻き込んでいる

⑤しっぽを振らない

⑥歩き方に違和感がある

などなど。


飼い主が探しているかもしれないと、まずは警察署と保健所へ連絡をしました。探している人はまだいなかったので、保護している旨を伝えてしばらく様子をみる事に。

次に、怪我や病気をしているといけないので、動物病院へ連れて行きました。

目立つ怪我もなく、健康状態も問題なかったので、ホッとしました。ただ、爪が伸びすぎて歩行を妨げているので、切ってもらう事にしました。


この時、先生に、犬の行動範囲から考えるとそう遠くない所から歩いて来たのではないかという事、テリア系の犬だという事、飼い主はお年寄りではないかという事、そんなヒントをいくつかもらいました