訪問ありがとうございます。

ずっとブログをサボっていたけれど、一家の一大事には私自身の記憶のためにも書いて残したいと思っています。

キラナが旅立って初七日になりました。
キラナに心を寄せて頂いていた方に改めて感謝申し上げます。

キラナが自宅に戻ってきた直後の夜。まだ花もお線香も用意してあげられないで、キラナの布団に寝かせてあげる事で精一杯な私達でした。

その時にずっとキラナに寄り添って動かなかったタラソ。



この頃からタラソ、いつもと違ってしまいました。

お水を飲みません。
ご飯を食べません。
お散歩行きたがりません。
夜も眠れません。
そして1番変わってしまったのは私達と目を合わしません。直ぐに目をそらします。

ただじっと一点を見つめ、気がつくと目線はキラナ。

自宅に戻って来てから火葬まで5日間。
みんなの所に帰りたくて、帰りたくて、やっと帰って来たのだから長めに置いてあげたかった…そんな思いからでした。

タラソの異変に気付いてはいたけれど、私達の頭の中は悲しさ、虚しさ、愛おしさ、後悔等でいっぱいいっぱい。

困った時、迷った時、いつもお世話になっているアニマルコミュニケーターの前田さんにタラソがどうしちゃったのか聞いて頂く事にしました。

これから先はタラソが前田さんに話した事です。動物が話しをしたり、感情が有ると云う事を信じる方だけ読んでみて下さい。長文になります。

ボクはキラナを助けてあげられなかったんだ。あんなに生きたい、みんなと一緒にいたいとキラナは思っていたのに何も出来なかった。(無力感でいっぱい)

『暖かくなったら、パパとママに何処かに連れて行ってもらおう!ほら、またみんなでさ、車に乗って、何か食べられるところとか、ドックランとかさ、疲れたらキラナはカートに乗ればいいよ!』そんな話をしていたんだ。
でもある時キラナは言ったんだ。
『もう、そういう事は出来ないかもしれない』って。

前田さん曰く
キラナはとてつもない悲しみと、助けられなかった力の無さと、『死』という恐怖でPTSDの状態だと。

そしてこんな会話は入院ちょっと前の事かと。

まだ話したい事がありありそうにモジモジしていたので再度タラソに聞いて下さったそうです。そしたらこう言っていたと。

ボクはお調子者だからキラナと約束しちゃったんだ。『キラナどこ行くの?キラナの行くところだったらボクはどこでもついて行くよ。一緒に』
でもボクは行けない。(キラナは自分が行けないところに行ってしまった)
一緒に行くって約束したのに。

『今度いつかキラナ君とお話しする時があったら、その事を(タラソが約束を守れなかった事)ちゃんと伝えるからね。キラナ君も分かっているから大丈夫だよ。』
前田さんはそう言って慰めて下さったそうですが、タラソの心は悲しみでボロボロだったようです。

年齢の割には幼いタラソ。
心が真っ白で優しいタラソ。

キラナが我が家に来た2年前。
ムックはキラナを受け入れてくれませんでした。
吠えたり、唸ったりしないムックが、キラナが近寄っただけで唸りました。
だからいつもタラソが間に入ってた。
ムックは優等生。無礼なヤツは苦手です。

キラナは当初田舎者。犬同士のマナーを知らない一頭飼育で生きてきた犬。

ムックにはムックの、キラナにはキラナの言い分があったのでしょう。

タラソはムックとキラナのために一生懸命でした。



こんな風に

でもいつしか


タラソが間に入らなくても、ムックとキラナは仲良しになりました。

タラソはみんなが仲良くなるために頑張ってくれました。
それゆえ、キラナの事も理解していたのかもしれません。


今朝のタラソ

悲しくて、悲しくて、身の置き場もないのはパパとママもあなたと一緒です。
タラソ…ありがとう。
この辛い時を家族で共有して乗り越えよう。
キラナのためにもみんなで乗り越えよう!
パパとママも乗り越えられるように頑張るからね。


初七日の昨日。
アルマ東京ティアハイムの代表竹本さんから共花が届きました。
白の中にオレンジが、本当にキラナらしい。
こんなに素晴らしい犬を、私達に譲って下さってだけでも感謝しているのに、キラナのためにお花までありがとうございました。
中陰段に飾らせて頂きました。

キラナ…見えますか?
良かったね。みんながキラナに寄り添ってくれてるよ。

長文にお付き合い下さいましてありがとうございました。

犬ってね、もちろん猫ちゃんもそうだと思うけど、ものすごく優しい。

前田さんに自分の気持ちを話せたからか、いつも通りのタラソに戻りつつあります。時間はかかるかもしれませんが、こんな経験もタラソの犬生にとっては大事な経験です。
私達は頑張らなければなりません。
ムックとタラソのためにも。