おはようございます、レオンです。
今日は、第19回目で『試算表の作成』です。
3級の範囲も大詰めが近くなりますね~。
今日も15Minutes頑張っていきましょう。

前提知識:
Kekword:決算整理前試算表

Keywordの解説:
1.『決算整理前試算表』:試算表には、「決算本手続を行う準備」という意味合いがあります。
つまり、決算をできるかぎり正確に行うためには、決算本手続を行う前に仕訳帳から元帳への転記に誤りがなかったかどうかを検証してみる必要性があります。これを行うために作成するのが、『決算整理前試算表』です。

『貸借平均の原理』は、大丈夫ですか?
仮に各勘定の借方合計と貸方合計が一致しない場合には、何らかの転記ミスがあることが分かります。
ただし、次の3つのケースの場合には、貸借合計が一致していても、誤りが発見できません。

①勘定科目を間違えた場合
②借方の勘定と貸方の勘定を貸借逆に仕訳した場合
③一つの取引すべてが記入漏れの場合

ルールに反しない間違いは発見できないのです。

試算表の作成問題パターン

『決算整理前試算表の作成問題』のパターンは、2つあります。
①決算整理前合計残高試算表作成問題
②決算整理前合計試算表作成問題

それぞれの、解答作成プロセスだけ触れておきます。
①決算整理前合計残高試算表作成問題
プライオリティ
Ⅰ:下書き用紙に取引の仕訳を書きます。
  (売掛金、買掛金については、会社名を分かるように頭文字をメモっておきます。)
Ⅱ:取引量の多い主要勘定は下書き用紙に、T字フォームで勘定を作成します。
  1.仕訳から各勘定に金額を記入します。(仕訳ナンバーを振っておくと効率的)
  2.各勘定の借方合計・貸方合計を集めて合計欄を記入します。差し引きで、残高を求めます。
  3.明細表は後回し!
Ⅲ:仕訳及び勘定を集計して合計残高試算表を作成します。
Ⅳ:売掛金・買掛金明細表を作成します。

②決算整理前合計残高試算表作成問題
プライオリティ
Ⅰ:下書き用紙に取引の仕訳を書きます。
Ⅱ:一つの仕訳が二重に仕訳されるものがあります(二重仕訳)。二重計上にならないように注意しましょう。
  ひとつの仕訳を削ってください(横線を引っ張って消しておいてください)
Ⅲ:前月までの合計と月中取引高の記入を合計し合計試算表を作成します。

今回は、文字情報だけになります。ここまで、頭に叩き込んでくださいね。
次回は、取引例で、具体的に処理していきたいと思いますね。
次々回からは、決算整理に入りま~す。