今回の旅行でのメインイベント

いいね365 朗読劇倶楽部vol.1

は、作家の森浩美先生の短編小説「小さな理由」「ほのかなひかり」より、「想い出バトン」「いちばん新しい想い出」の2編を役者さんが演技をしながら朗読をするといったものでした

思い出バトンは、
結婚が決まった娘を持つ定年間際の父親がいきなりパソコン教室に通い出す
家族が理由を聞くがやらなければいけない事があるとしか言わない
娘の結婚には反対では無いが、娘の婚約者に冷たく当たっている父が、ある日いきなり婚約者も呼んでご飯を食べようと言い出す
そこで明かされるパソコン教室に通い出した理由
それは、娘が生まれた時から撮り溜めていたビデオや写真を自分の手でDVDに編集をし、これからは君が娘と一緒に思い出を作って行って、二人の子供が生まれたら同じようにビデオや写真を撮り、いつか私が作ったDVDを子供と一緒に見たらいい
バトンを君に渡したからね!
といい二人を祝福する


いちばん新しい思い出は、離婚して以来一度も再会できずにいた父親の元に娘から会えないか?と電話がかかってくる
十数年ぶりに再会する娘にどう接したらいいかと惑いながら空回りする父親
会話をするうちに十数年の溝をうまく埋められたかと思った矢先、お酒の入った父は娘に本音をぶつけてしまう
自分に会いたいと思わなかったのかと
・・・
空気を悪くしてしまった為話を変えようと父親は、結婚するとか言い出すんじゃないだろうなぁと冗談混じりに言う
すると娘は、そうだという
そして、やっぱり本当のお父さんは式には呼べないと謝る
さみしい思いを持ちながらも、東京から幸せを祝福するよと言う父親
さらに娘は、本当はこんな頼みごとするのは筋違いなんだけど、式で読む両親への手紙がちゃんと書けているか聞いてもらえないかといいだす
父親は娘の為ならと聞き始めるが、その手紙は実は本当のお父さんへ向けた娘の感謝の手紙だった


二作品とも家族愛をテーマにした暖かい作品でした
思い出バトンは、不器用でなかなか素直になれない面を持ちながらも二人の為に頑張る父親の優しさが、パソコン教室に通い始めた理由と一緒にわかった時の、そういうことだったのか!という納得感と、こういう不器用な優しさに、なんかいいなぁって気持ちになれました

いちばん新しい思い出は、会いたい気持ちはありながら、でも会えないさみしさを押し殺してきた娘が本当の気持ちを結婚式で読む手紙と偽り本当のお父さんへの感謝の手紙として涙ながらに読むシーンにはうるっと来てました


今回僕がこの舞台を見ようと思ったきっかけは、思い出バトンの婚約者役をされた、大高雄一郎さん
いちばん新しい思い出の、父親役の佐藤貴也さん
娘役の涌井友子さん
が出られてるからでした

終演後、涌井さん、貴也さん、雄一郎さんとお話もでき、写真も一緒に撮ってもらいました(^^)
劇団子の時よりたくさんお話できて嬉しかったのと、楽しかったってのが大きかったです!

朗読劇も、初めて見たんですけど、ただ眈々と台本を読むわけでもなく、演技をしながら本を読むというのにはおもしろさを感じました
役者さんが演技をするとこうなるのかぁと思ったりもしました
とても素晴らしい時間を過ごさせてもらいました

ただ一つ残念だったのは・・・外が嵐
だったこと

おかげで外で食べるわけにもいかずコンビニですませざるをえなくなっちゃいました(>_<)

一日目はこんな感じで終わりました

続く



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