〜街中を走るトラムもカラフル〜
ミラノは秋真っ盛り。
街の色もすっかり秋色に染まってきました。
キャメルやボルドー… 深みのある色を一枚まとうだけで、落ち葉の季節にしっくりなじむ。
それがヨーロッパの秋のマジックです。
毎日の服選び、困ったときは「とりあえず黒」。
そんな日、ありませんか?
合わせやすくて便利だけれど、そればかりだと、ちょっと味気なく感じる日も。
ミラノの女性たちも黒を着るようになりましたが、実はそれはここ最近のこと。
元々のミラネーゼは、茶色やベージュ、ネイビーといった“渋い色”の達人です。
「茶色」とひとことで言っても、そこにあるのは何十色もの茶色。
そして、試着室の前であっさり言います。
「これは私の茶じゃない」「私の目の色には合わないわ」と。
理想のデザイン、手の届くお値段、ずっと探していた条件にそっくり。
ただ、ほんの少しだけ色のトーンが違うだけ。
こんな時どうしますか?
ミラネーゼは、スッと諦める。
そしてまた、自分にぴったりの一着を探し続ける。
そう、本当に自分らしく装うためには、ちょっとした根気と、「妥協しない勇気」が必要なんですよね。
定番の茶色やキャメルに、ボルドーをひとさじ。
それだけで、コーディネートは一気に秋らしく、そして女っぽくなります。
外見が少し女性らしく整うと、不思議と心までしゃんとする。
女らしさって、「自分の美しさをちゃんと認めてあげること」なのかもしれません。
〜ちょっとガーリーな色〜
忙しい毎日だと、自分のことはつい後回しになりがち。
ましてや、外国で暮らしていたり、心細い状況や小さい子供がいる、逆に看護している時など、頑張ることが日常すぎる状況。
そんな時は、自分の「素敵」を見る余裕はまず最初になくなっていく。
だからこそ、ふと立ち止まって、こう自分に聞いてみてください。
「今の私が、ときめく色ってどんな色だろう?」
新しい服を買いに行けなくても大丈夫。
クローゼットをもう一度見返してみるだけで、「あ、これが今の私の秋色かも」という一枚が見つかるかもしれません。
もしくは、秋色の花を一本だけ買って帰るのもいい。
それだけで、海外や慌ただしい毎日の中に、少しだけ“自分のための秋”が生まれます。
今日もそれぞれの街で頑張るあなたが、自分の秋色をそっと手に取れますように。
グレーな空模様のミラノより。❤︎

