ヴァイオリンを弾くとき、いつも楽譜を見ている。というか、睨みつけているという感じ。とにかく暗譜が苦手。長いこと練習している曲でも楽譜から目が離れると弾けなくなる。自信がないのね。音符を見失うと目が本当に泳いで、それがもとで中断することになる。
先日、音階の練習中になかなか音程が正しく取れなくて、何回繰り返してやっても出来ず、最後には目を閉じて音を探って弾いていたら、何とか正しい音程を探り当てることが出来た。そのとき初めて自分の弾く音をちゃんと聴くことができたと思った。自分の音を聴くってこういうことか!いつも正しい音程を、と思って弾いているけど、音を聴くことより、楽譜を見ることのほうに意識の半分以上が行っているのではないかと思う。メトロノームの音は聴くより聞こえているほうが良いと思っていたけど、今の状況って自分の音が聞こえているって感じで、聴いているのではないことに気付いた。曲やエチュードを先に進めようとする気持ちが強すぎるのかもしれない。
すぐに暗譜できればいいけど、出来なくてもとにかく自分の音をしっかり聴くことを心がけて練習しようと思った。