がみがみママはもう卒業!
1日10分遊ぶだけ、親子で笑顔になれる家庭学習法
♪グレーゾーンの子もできるよ♪
親勉シニアインストラクター よこやま みほ
 
 
 
【幼稚園をやめろと言うことでしょうか?】
昨日、飾ってある長男の幼稚園の入園式のあとの写真が
ふと、目に入りました
..
 
うちの長男は極度の人見知りでした
私から、片時も離れず
赤ちゃんの時からの後追いがずっと続きました
 
 
入園前、ママ友と子ども達と遊ばせても
うちの長男だけは
友達と遊ばず
ずっと私のそばにいました
そんな長男をみて
ママ友から
「幼稚園に入ってから心配だよね」
と言われ
随分と傷ついていました
 
 
幼稚園選びは大変でした
いくつかの幼稚園を体験しました
どこに行っても
「抱っこして」
と私から離れる事はなく
どこかこの子の行ける幼稚園はあるのだろうかと
悩んでいました
 
 
 
別のお友達から紹介された
モンテッソーリの幼稚園
年少から年長までで20人超という
超少人数の幼稚園
ここの幼稚園だけは
長男も笑顔で過ごす事ができました
私に抱っこをせがまずに離れる事ができました
ここしかない!
家から離れているし
給食もないけれど
藁をもすがる思いで、入園を決めました。
 
 
 
しかしながら
入園したものの
急に独り立ちできるのは、私の妄想で終わりました
現実は幼稚園の玄関で母子分離ができず、泣き叫び
私は半年間、幼稚園の職員室で
待機していました
その泣き方は尋常ではなかったのだと思います
 
 
 
そんな長男でしたが
少しずつ幼稚園の生活にも慣れていき
私も、ママ友とランチに行ける様にもなってきました
長男が、その時、どのように幼稚園で過ごしているのかは
その時は知る由もなく
 
 
 
長男が年長にあがる前
「ご主人と一緒に面談をしたい」と
幼稚園側からお話がありました
夫も「ただの面談ではないな」と
呟いていた事は今でも覚えています
 
 
 
面談日
園長先生、副園長先生
夫と私の4人で面談が始まりました
 
 
 
長男の幼稚園での様子を
園長先生からお話がありました
そして思いもかけない事を言われたのです
 
 
 
「私どもではK君を見ることはできません。
地元の公立の幼稚園であれば
市から支援の先生をつけてもらえるそうなので
そちらに転園して貰えますでしょうか?」
という趣旨の話でした。
 
 
 
青天の霹靂とは
こういう事を言うのだろうか?
年中に上がる前
長男は、集団行動をとるのが難しく
病院を受診し
発達障がいだと診断をされました。
その時もショックでした。
家に帰ってから、涙が止まりませんでした。
あの時とはまた違うショック
排除されたような
存在を否定されたような
なんとも言い表わせない疎外感でした。
私の人生の中で初めて味わう感情でした。
私がどんなに頑張ったところで、どうにもできないという
無力感を痛いほど味わいました。
 
 
 
「窓際のトットちゃん」が脳裏に浮かびました。
幼稚園の退園を促された、長男は我が家のトットちゃんでした。
プロ野球選手が戦力外通告されるような気持ちに似ているかもしれない。
 
 
 
隣りにいる夫も唇を噛みしめていたようでした。
「Kがいる事で先生方の手を煩わせていることはわかりました。
ですが、あと1年で卒園です。
Kも楽しく通えるようになってきました。
ここに通わせて貰う事はできないのでしょうか?」
夫が言葉を選びながら話しているのが伝わってきました。
私は、ただ泣くのを堪えるのに必死でした。
 
 
 
「それでしたら、K君をサポートする先生を
幼稚園側で雇いますので、その先生の費用をご負担下さい」
という返事が返ってきました。
通常の月謝+先生のパート料を支払うという事です。
呆然とする私をよそに
夫は「そうしてください」と返事してました。
 
 
 
私は言葉がでず
夫にまかせっきりで
幼稚園を後にしました。
 
 
 
超人見知りの長男が
たった1年のために新しい幼稚園に転園するというのは
長男にとっては相当な負担でした。
しかし、先生のパート料を負担するというのも
我が家にとっては相当な負担でした。
今だったら、もっと冷静に考えていたら
その選択肢はなかったかもしれません。
あの時、私達も発達障がいの事をよくわかっていませんでした。
情報も今よりも少なかったかもしれません。
 
 
 
あの幼稚園の選択が良かったのかどうなのか?
正直わかりません。
ただ、サポートの先生は長男の事を可愛がってくれました。
長男も先生の事が大好きでした。
それだけでいいじゃないか。
 
 
 
あれから10年が経しました。
高校生になった長男はアルバイトをしたいと言ってきました。
自分で履歴書をコンビニで買ってきて
写真を焼き回してました。
履歴書の書き方を私に教わりながら
時間をかけて書き、
面接に受かったと、喜んで話してくれた
昨日、家族でそのお店にご飯を食べに行ってきました。
10年前、まさか長男がアルバイトするだなんて
微塵も考えられませんでした。
 
 
 
今も、きっとお子さんの発達のことで悩んでいるお母さんが、いらっしゃるでしょう。
私のように、ママ友のたわいのない一言で傷ついたり
他のお子さんと比較して落ち込んだり
将来に絶望したり
この子を残して死ぬことなんてできないと感じたり
誰に相談することもできずに、孤独感を味わっていらっしゃるかもしれません。
 
 
 
でもね、たとえ発達につまずきがあったとしても
育てにくいお子さんであっても
他の子と違っても
親の理想とは違っても
その子その子の成長の道筋があるんだってこと
長男が教えてくれました
 
 
 
いろんな個性を持った人がいること
いろんな生き方があるということ
私に気づかせてくれました
 
 
 
今、苦しいならたくさん泣いたらいいのです
今、辛いなら、自然のエネルギーを貰ったらいいのです
今、この気持ちは紛れもないあなたの感情なのだから
今の感情をみないフリしなくても
親だからという役割にしばられて、いいお母さんでいようとしなくてもいいのです。
 
 
 
いつか、こどもの成長した姿に
「あんなこともあったなあ」と
私のように
振り返られる日がきっとくるから
そのときが来ると信じてみませんか?
 
 
 
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