がみがみママは、もう卒業!

1日10分遊ぶだけ、親子で笑顔になる家庭学習法

♪グレーゾーンの子もできるよ♪

親勉シニアインストラクター よこやまみほ

 

 

 

兄弟喧嘩が絶えない日が続いていた

 

5歳も離れた兄弟なのに・・・

お互いが罵り合っている

 

 

原因はたわいないこと

勝手に鉛筆を使った、とか

叩いてきた、とか

結局、弟が泣いて私に助けを求めてくる

 

 

最初はお互いの言い分を聞いていた

「そっかあ、鉛筆を使われて嫌だったんだね」

「叩かれて嫌だったね」とね

 

 

ところが

まだまだお互いの怒りはおさまらず

二人の話を聞いていた

私のイライラは増すばかり

 

 

そのうち、喧嘩もエスカレートし

「お前なんて生まれてこなければ良かった」

なんて兄が言ってくるものだから

私の堪忍袋の緒が切れてしまう

 

 

私の爆弾が投下されたその時

夫が帰ってくる

リビングにきた夫は

明らかにムッとしている

 

 

私が発狂していた声も外まで筒抜けだったに違いない

 

 

私はそれには気づかないフリをして

夕食の料理をテーブルに並べる

 

無言で食べる夫

 

 

子ども達もその頃には喧嘩もおさまっている

 

 

食事を済ませると

夫が話してきた

 

 

「いったい、この家はなんなんだ!

帰ってくると、いつもいつも喧嘩ばかりで

怒鳴り合っていて、こんな家には帰ってきたくない」

 

 

3人に話しているようにみえるが

私への非難は明らかだった

 

 

その直後

「おまえは、勉強したって言っているけれど、

なんにも変わってないじゃないか!」

 

 

痛撃のパンチを食らった

 

 

悔しかった

情けなかった

 

 

「それなら、あなたが子育てすればいいじゃないの!

この子達とずっと一緒いいたら、誰だって怒りたくなるのよ」

 

 

私が悪いとわかってはいるけど

それを認めたくなかった

 

 

当時、いろいろな子育て講座に行って

勉強をしていた

 

 

いいお母さんになりたかったから

 

 

怒ってしまう

感情をぶつけてしまう自分が

最低のお母さんの様な気がしていたから・・・・

 

 

講座で勉強した直後は

納得して、もう、大丈夫と思っていた

 

 

でも、帰宅して10分ともたない事も多々あった

 

 

自分が嫌で仕方なかった

 

 

こどもたち相手に真剣にキレている

私が怒るのを

子ども達のせいにしていた

 

 

 

そんな私が変わったのは

弟が不登校になってからだった

 

 

 

私が変わらなければいけない

 

 

私が変われば

子ども達も変わる、と。

 

 

 

夫から

あのセリフを聞くことはもうなくなった

 

 

全然いいお母さんではないけれど

 

 

子ども達と笑って過ごしている

 

 

こどものせいにする事もなくなった

 

 

せっかくの人生

楽しくいきていこうではないか