時を経て
チルチルとミチルは
再び、青い鳥を探す旅にでかけた
 
日本に旅をしにきた時に
知り合ったある女性のために
 
女性は息子の病気を治してくれるという
魔法の青い鳥を探して欲しいと
チルチルとミチルに懇願したのだった
 
魔法の薬を処方してくれるという病院を何軒もまわり
魔法をかけてくれるという幼児教室にも何年も通ってみた
 
女性は息子の病気を治すため
必死で勉強をしていた
 
脳に悪い物質があるから、病気が治らないと聞いて
悪い物質をデトックスするためのサプリメントを購入した
 
眼球の動きが良くないといわれ
片道1時間半もかかる病院へ通い
眼球を動かすトレーニングを毎日続けていた
 
体幹が整っていないいわれ
女性は息子とマラソンを続けた
一緒に縄跳びの練習をした
 
女性は息子の病気を治すためなら、なんだってやる覚悟でいた
こどもの体に良いと言われる食事を毎日作った
 
しかし、女性が頑張れば、頑張るほど
息子のトレードマーくの笑顔が少なくなっていった
 
女性と息子の心の距離がだんだんと広がっていった
 
とうとう大きな溝ができてしまった
 
まるで、反発しあう磁石の様に
 
とうとう、女性の顔は般若のごとく険しくなり
 
息子は、そんな般若を怯える様になってしまった
 
女性は
「あなたのために頑張っているのに、なんでわかってくれないの?」
心から悲痛の叫びをあげていた
そう、息子の病気を治したい、ただそれだけだったのだ
 
しかし
息子は泣きながら訴えてきた
「お母さんと一緒にご飯は食べられない、お母さん笑って。お母さんの顔をアンパンマンの顔に変えて」
 
女性はハッとした
この女性は紛れもない私
 
息子の事を
受け入れられなくて
もがいてもがいていた私
 
息子に教えられた
障がいがあろうが、なかろうが
息子は息子
「ありのままの僕を受け入れて欲しい」ということ
 
「何かができる、できないではなく
そのままでいいんだよ
お母さんはあなたの事が大好きだよ」
 
ただ、そっと見守って欲しかったんだね
 
ただ、お母さんが笑顔でいて欲しかったんだね
 
青い鳥は、私の心の中にいる
 
息子が私に教えてくれた
 
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