登山というほど大げさなものではありませんが……
久し振りに奈良県と大阪府の境にある二上山に登りました。以前は1時間くらいで登っていたのですが、今日は靴をまちがえて、平地用の靴を履いてしまいました。おかげで登頂に1時間以上かかってしまいました。
目的地は「大津皇子」の御陵。
いつも『万葉集』を語るとき、必ずといっていいほど大津皇子の悲劇を紹介しているので、そのご挨拶もしてきました。
山の中ですので、「密」にもならず、あまり人にも会わずで、快適です。
麓には、「鹿谷寺(ろくたんじ)」の十三重の石塔。
この石塔は、凝灰岩を削り出して作られたもので、地面とつながっているらしいです。
これだけの高さを削り出すのに、いったいどれだけの労力がかけられたのでしょうか。この辺りは高松塚古墳などの石室に使われた石材を切り出したところだそうなので、昔から大量の凝灰岩を削り出していたのでしょうね。
久し振りにいい汗をかきました。