映画。 | LEO今井オフィシャルブログ「UUSS!」Powered by Ameba

映画。

スウェーデンが最も誇る映画監督イングマル・ベルイマンが月曜日に89歳で亡くなったんですが、正直そのニュースを見てちょっと悲しくなった。彼は最後の最後まで自分の思うままに映画や舞台で活躍したり、バツ4であったり、脱税のためスウェーデンからドイツへ一時期逃亡した経験もあり、非常に充実した、長く、かっこよい人生をおくったのだけど。もちろん、「かっこよい人生」の定義に必ずしも離婚経験と脱税犯罪が入るわけではありませんが。でも彼の映画のことは僕が幼い頃から親やスウェーデンの親戚に聞かされたり、高校で真剣に見始めてすごく心を揺さぶられたり、彼がこの世から去ったという事実はどうしても淋しいものだ。死というテーマを叙情的によく取り上げていた彼ですが、そんな彼がついにその死をむかえたという事もまた複雑な反省をおこす。

彼の作品はよく「重苦しい」とステレオタイプされますが、一番多くの人の心に残るのはやはり彼の最も優しく、非アカデミックで人間性とユーモア溢れる「ファニーとアレクサンダー」でしょう。

見たことのない方は、ぜひ。



今日はラジオ番組の収録のあとに大日本人を見に行った。前から見たいと思っていて、なかなか行かなくて、結局昨日妹が見に行っておもしろいと言ってたので、もうむしょうに見たくなって、行った。



主人公の「必要なときに大きくなるもの」への執着心がいきなりおもしろかった。それ以前にエキストラのおじいさんがおもしろかった。戦闘シーンのかったるくアンニュイ漂う感じもおもしろかった。全体の映画のフォーマットも斬新だった。個人的には爆笑させるタイプのコメディーではなかったが、かなり笑えたは笑えた。だけど最終的には主に淋しい感情が残った。そこがまたいい。

そして、松本氏があそこまで「映画って感じ!」のスケールのものを用いて自分流のコントを作ったということが凄い。さすがと思った。



そして今日久々にカレーを作った。おいしい。具はオーソドックスなもの。ただし僕はじゃがいもを絶対に入れない。炭水化物を混ぜるのは好みじゃないから。グッナイ。